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共依存と支配

機能不全家族を形成する毒になる親は、支配・被支配の対人関係を基準としています。彼ら彼女らは親から受け継いだ流儀が染み付いているので、そうした対人関係に疑問を持ちません。自分の要求を通すためにはどのように立ち回れば良いのか、常に考えています。しかも、相手を操作するための英才教育を子供の頃から受けているので、意識する必要もなく自然に振る舞えるのです。

支配欲が強い親は、乳児にさえ自分の要求を満たすように求めます。自分に向かって笑えば「いい子」であり、泣き喚けば「悪い子」です。乳児がいい子にしていれば機嫌良く接し、悪い子はぞんざいに扱います。毎日そうやって育てられれば、どんな子供でも「いい子」になろうとして自分に嘘をつくようになります。親の愛情を獲得するためには、親を満足させなければならないと学ぶのです。

つまり、毒親に育てられると乳幼児期から自分の感情を抑圧するようになり、それと同時に相手に迎合するようにもなるのです。これが子供に対する操作の第一歩です。さらに、自分の態度によって親の反応が変わるので、親を操作する術を子供は身に付けてしまいます。そこに支配と被支配という対人関係が生まれ、自分の要求を満たすためにお互いを必要とする共依存が確立されてしまいます。

存在するだけで愛されなければならないのに、親から条件を提示されるのです。お互いを尊重した信頼関係に基づくコミュニケーションを学ぶべき時期に、自分の要求を通すための操作手法を無意識として擦り込まれるのです。子供は親を選べません。なんと不運で不幸な巡り合わせでしょうか。だから、アダルトチルドレンは乳幼児期から育ち直る必要があると私は考えています。

 
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2014-08-05 : アダルトチルドレン(AC) : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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