fc2ブログ

健全な養育とはどういうものか学ぶ

親から擦り込まれた流儀は、思考回路にしっかりと組み込まれていますので、誰であろうとも簡単には捨てられません。先祖代々受け継がれてきた価値観であり、方法論であり、嗜好性でもあります。こうした流儀を捨てる思考は自己否定に繋がってしまい、かなりの不安と抵抗を感じるでしょう。問題があったとしても、人は慣れ親しんだ環境から離れたくありません。だから、捨て去ろうとするだけではなくて、置き換えるべき別の流儀を用意する必要があります。

あなたが乳幼児期に親から受けた養育がどのようなものだったのか、今となっては知りようがないと思うかもしれません。しかし、あなたの考え方や対人関係には養育の痕跡が残されています。あるいは、現在の親の態度を見て想像すれば、当時の養育状況を簡単に推測できるのではないでしょうか。自分が不適切な養育を受けたと確認できれば、親から擦り込まれた流儀を捨てやすくなるはずです。「愛情」という曖昧な概念ではなく、双方向の「愛着」が形成されたかどうか検証してみましょう。

愛着とはキャッチボールの成果です。親が子供に向き合った証拠です。親子の絆とか、本心で話せる間柄と言い換えてもいいでしょう。母子間で十分な愛着が形成されていれば、子供は一人の人間として自律できます。いつでも帰れる母港があるから大海原で冒険できるのであり、訪れる先々で仲間を作れるのです。真由美は「根無し草」という言葉で表現していましたが、母港がないまま大海原をさまよっていました。

あなたの生きづらさの中に、見捨てられる不安感が常にあるならば、ほぼ間違いなく愛着の形成に失敗しています。乳幼児期のあなたは、母親に無条件で感情を受け入れてもらえなかったために、いつも不安な状況に置き去りにされていたのです。その不安感が現在のあなたに影響を与えています。自分の生育歴を振り返るためには、乳幼児期を扱った育児書などで健全な育児について学ぶのもいい方法でしょう。

 
スポンサーサイト



2014-05-07 : アダルトチルドレン(AC) : コメント : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

カレンダー

01 | 2024/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -

推薦図書

ブログ内検索

アルバム

にほんブログ村

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ にほんブログ村 家族ブログ 家庭崩壊・機能不全家族へ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アダルトチルドレンへ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 解離性障害(解離性同一性障害など)へ

人気ブログランキング