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摂食障害と毒親

もう、30年位前になりますが、友人の恋人が摂食障害でした。当時は摂食障害という言葉自体にも馴染みがありませんでしたが、それ以前に、心のトラブルが過食や拒食、嘔吐などとして表面化するという認識が専門家と称する方々にも少なかったように思います。

彼女は、精神科医が書いた「患者のカルテに見た自分」という本を電車の中で読んでいて、突然号泣したそうです。そこに書かれている内容が、自分にぴったりと当てはまったからです。たまたま私も読んでいた本だったのですが、患者に見られる様々な要素は人として誰もが抱えており、自分にも近い状況はあるというような内容でした。それを実例に基づいて解説していたと記憶していますが、その中に母親が作った食事を嘔吐する娘の話がありました。

彼女は、ある程度余裕のある家庭に育ったお嬢様といった感じに見えましたが、内面では苦しい生活を送っていたのです。毎日用意される母親の食事を食べた後で、トイレに行って吐いていたそうです。ダイエットとかは無関係で、母親が作った食事以外は吐いたりしません。母親を受け入れられなくなった結果として、食事を受け付けなくなりました。父親もかなり支配的で、夜10時頃に友人が彼女を送った際に殴られたこともありました。

今なら十分に理解できますが、機能不全家族と毒親の典型です。二人は学生時代から社会人2年目位まで交際していましたが、やがて別れてしまいました。友人はアルバイトをしながら俳優をやっていたので、世間体を気にする毒親が妨害し続けたのかもしれません。その後、友人は別の女性と結婚して息子を二人授かりました。幸福な家庭を築いています。彼女の人生がどうなったのか知る由もありませんが、幸福に過ごしていると良いですね。毒親に育てられた子供達が、できるだけ早く機能不全家族に気付ける社会になるように願っています。

 
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2014-07-26 : 機能不全家族 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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