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なぜ、家族を支配する父親がいるのか

それは、自律していないからです。自尊心を知らないからです。自分が支配されたように、支配対象を必要としているからです。支配と被支配が家族の関係だと信じて疑わないからです。誰からも信頼されていない自分の本当の姿を、家族に気付かれまいとして威張っているのです。周囲から素晴らしい家族だと評価されるように、常に外面は良くしています。家の中では独裁国家の専制君主のように振る舞っているとは、誰も気付きません。

実は、家族を支配する父親は小心者です。誰かから批判されるのではないかと常にびくびくしています。自分を大きく見せようとする一方で、権威には媚び諂います。大切なのは世間体であり、組織の肩書きや仕事に対する他者の評価によって、辛うじて自分を支えています。だから、家族にも同様に振る舞うように強制し、自分が思うままに操ろうとするのです。条件付きの愛情が当たり前で、無償の愛情なんて欠片も理解できません。こうした自分の弱さを否認するために、何が何でも家族を支配しなければ気が済まないのです。

しかも、家族を支配する父親がいると、その家庭はコミュニケーション自体が歪んでしまい、子供は健全な対人関係を築けなくなってしまいます。親の機嫌を損ねまいと常にびくびくしているうちに、誰に対しても顔色をうかがうようになり、自分にさえ本心がわからなくなってしまいます。その結果、いじめの加害者や被害者になったり、引きこもったり、問題児になったりして心理的に孤立するのです。

健全に育った父親は自尊心が高く、自分に自信があるので、他者の評価なんてさほど気にしません。だから、家族をコントロールしたり支配したりする必要はありません。ましてや子供が自分の所有物であるかのような考えは皆無です。あなたが支配的な親に育てられたならば、親を心理的に捨てなければなりません。残念な親だったと諦めましょう。そして、自尊心を高めて自分の人生を取り戻しましょう。

 
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2014-07-09 : 情緒的虐待/身体的虐待/性的虐待 : コメント : 1 :
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非公開コメント

Re:
非公開コメントありがとうございます。
何よりも離れることをお勧めします。
そして、誰かに助けを求めましょう。
2018-05-31 15:43 : 清水賢一 URL : 編集
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

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