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適切な感情表現

毒親に育てられた子供は、親の都合に振り回される毎日を生き抜くために、親の機嫌を損ねまいと必死になります。その結果、本心を出してはいけないと学んで「いい子」を演じるようになります。また、反対に、親が望まない「悪い子」として振る舞う子供もいます。いずれにしても、そうやって親から認めてもらったり、関心を持ってもらったりして、無償ではない愛情を獲得できるのです。

このように育ったアダルトチルドレンが親になると、子供には自分と同じ思いをさせたくないと考えるでしょう。当然です。しかし、どうしても毒親と同様の側面が出たり、反動が出たりするのではないでしょうか。10か0という極端な思考の影響があれば、溺愛と突き放しという接し方になります。共依存の影響があれば、考え方や感じ方の強要になります。コントロールの影響があれば、条件付きの愛情になります。それ以外にも、必要以上に子供を叱責したり、不満そうな表情などの非言語メッセージを送ったりするでしょう。

つまり、アダルトチルドレンは本心を表す訓練を積めなかったために、感情を上手に表現できないのです。「感情的に叱ってはいけない」という意見を目にします。確かに、感情に任せて怒ってはいけないと私も思います。けれども、感情を出さなければ、真剣に向き合っているという意思は伝わりません。親が感情を表して叱ったり、喜んだり、悲しんだりしてくれるから、子供は共感や受容を身に付けるのです。

もしも、あなたに子供がいるのなら、感情表現について一度考えてみてはいかがでしょうか。喜怒哀楽は素直に出すべきです。でも、本心を隠して表情を作るならば、それは操作です。相手との関係に応じた節度で、嘘のない感情表現ができるようになりましょう。そのためには、周囲との信頼構築が欠かせません。

 
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2014-06-30 : 結婚・育児 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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