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熊澤英昭は執行猶予判決を狙った計画的殺人犯

私は「親に対する殺意が『無敵の人』の原因」という記事で「元農林水産省事務次官の熊沢英昭容疑者は、執行猶予になることを確信して息子を殺したのかもしれません」と言及していました。どうやら私が指摘していた通り、熊沢英昭被告は執行猶予判決を狙って計画的殺人を実行した模様です。現在行われている裁判において、熊沢英昭被告がインターネットで「殺人」や「執行猶予」などと検索していた事実が明らかになりました。以前から息子を殺す機会をうかがっていたのであり、都合よくカリタス小学校の通り魔事件が起きたのです。

検察「悲しい事件だが許されない」元農水次官に懲役8年求刑(NHK NEWS WEB)

この事件については、「熊沢英昭容疑者も執行猶予になるのか?」という記事でも触れていたのですが、週刊文春によれば、やはり機能不全家族の典型例だったようです。アリバイ作りのように近年になって息子との関わりを持った熊沢英昭被告ですが、おそらく英一郎さんの乳幼児期から少年期には仕事に没頭して子育てをしていなかったのでしょう。その一方で、母親は「教育ママ」として虐待行為を行っていたのです。この母親は娘の自殺まで英一郎さんに責任転嫁していますが、自己肯定感を与えられなかった親の責任だとは少しも自覚できないようです。

母を「愚母」と罵倒、父は「もう殺すしかない」――元農水次官が“息子殺し”という地獄に至る「修羅の18カ月」(文春オンライン)

熊沢英昭被告は息子に対して向き合っていたと主張していますが、はっきり言って手遅れです。乳幼児期に愛着を形成していないから、子供を殺すという発想になるのです。逮捕時には他者に危害を加える恐れがあったなどと言い訳を述べていますが、ただ単に自分が思い描いた素晴らしい息子にならなかったという身勝手な怒りで殺しただけです。また、弁護側の証人が言う発達障害なんて主観に過ぎず、殺人を正当化する根拠にはなりません。そもそも、自分が殺されると思ったなら、責任を取って殺させればよかったではありませんか。

今回の検察側の主張はとても丁寧なものであり、適切だと私は考えています。しかし、この事件のニュースに対しては「執行猶予にしろ」などという底の浅いコメントが大半を占めています。裁判員や裁判官も死人に口無しの一方的な裁判で、どうせ相場通りの執行猶予を付けるのでしょう。判決は明日です。

(以下、NHK NEWS WEBより引用)

検察側の主張

13日の裁判で、検察側が主張した主な内容は次のとおりです。

被告は、長男のすきをねらって一方的な攻撃を加えているうえ、傷は少なくとも30か所以上あり首や胸に集中していることから、強い殺意を持っていた。長男は、ツイッターの中で「家族がいるだけで安心だ」などと家族観について述べていたほか、被告のことをとくに尊敬していた。尊敬し、信頼していた父親から殺害された長男の無念は、察するにあまりある。

被告は、親からの支援を受けて生活を送っていたり、家庭内で暴力をふるったりしていた事実もあるが、背景として発達障害と診断されていた事情もあり、長男のことを強く責めることはできない。自分自身の境遇に悩みながらも生活を送っていた長男の人生を奪う権利は誰にもない。

被告は、「事件当日までの間、殺害については考えていなかった」と供述していたが、インターネットで「殺人」や「執行猶予」などと検索をしていたことなどを踏まえると、被告が、長男の殺害を選択肢の1つにしながら過ごしていたことは明らかだ。

被告が、長男の将来を心配して親身に対応してきたにもかかわらず、事件のおよそ1週間前に暴力を受けて、大きく失望したことは理解できる。しかし、そうしたいきさつがあったとしても、当時、長男を殺害するしかないほどに状況が切迫していたとはいえない。

今回の事件は、背景にさまざまな事情があった悲しい事件だといえる。しかし、事件よりももう少し前の段階で、被告自身が何かできなかったのか、ということもまた考えられる。

被告は長い間、国家公務員として、事務方のトップにまでのぼりつめたほか、日本を代表して大使まで務めていた。そのような経歴を持つ被告が、警察や行政機関、NPOなどの支援窓口の存在について十分な見識を持っていたことは間違いない。さらに被告は、同じように家庭内暴力や引きこもりに悩んでいる人たちと比べても恵まれた環境にあり、行政機関や専門家などに相談して現状を抜け出す手段はあったはずだが、そうした相談はしていなかった。

被告が、長男の将来を心配していたことや事件のあとに自首したことを考慮してもなお、強い殺意で長男の命を奪った刑事責任は重大であり、懲役8年を求刑する。


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2019-12-15 : 機能不全家族 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

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