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過干渉な親に育てられた若者達

私が青少年の頃には、「学歴社会」という言葉が頻繁に使われました。大卒という学歴がなければ良い職業には就けず、良い結婚相手に巡り会えず、幸福な生活が手に入らないという非常に偏った考え方を表す言葉です。どちらかといえば批判的に使われている場合が多かった気がします。私は1960年生まれですが、私の時代と近年の大学進学率を比べると約40%から約60%へと大幅に伸びました。

「大学進学率をグラフ化してみる(2011年1月時点)」(ガベージニュース)

もしも、学歴社会が正しい価値基準ならば、この30年間で幸福な生活を手に入れた人が50%も増加したはずです。しかし、「ワーキングプア」という言葉が象徴するように、現実は正反対となりました。バブル経済の崩壊や国際競争といった様々な要因が絡んでいるとはいえ、「学歴」は何も保証してくれないと明らかになったのです。

にもかかわわず、多くの親は子供を大学に入学させようとしています。おまけに最近では、親が子供の就活に励んだり、婚活に躍起になったりしている上に、こうした行為を奨励する情報まであふれています。正直言って気持ち悪い、異常事態です。いったいどこまで干渉すれば気が済むのでしょうか。そんな親は、さっさと自分達の離活や終活に勤しめばいいでしょう。自分で決めるべき行動を親が指図していると、子供は自己決定という基本的な社会性を身に付けられません。

こうした過干渉の弊害は、専門家と称する人々だけではなく社会にも浸透しています。しかし、過干渉の本質を理解している人はほんの一握りではないでしょうか。親から過干渉され続けた子供は、自主性を失うだけではなく、知らず知らずのうちに自ら過干渉を求めます。過干渉が無意識の流儀となっているので、レールが敷かれていないと怒り出すのです。こうして生じる摩擦が、あなたの生きづらさの一つの要因ではないでしょうか。あなたが決めていいのです。あなたは自由であり、尊重されるべき独立した存在です。

 
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2014-05-02 : 結婚・育児 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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