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「声優のアイコ」こと神いっき被告に検察が懲役15年を求刑

「声優のアイコ」と名乗る女性(戸籍上)による連続昏睡強盗事件で、神いっき被告に検察は懲役15年を求刑しました。検察は「普段は男性として生活していたが、犯行時は女性の格好をしており、巧妙で悪質だ」「常習性がある」と主張しています。

「声優のアイコ」に懲役15年求刑=弁護側「別人格が犯行」-東京地裁(時事通信)

「声優のアイコ」に懲役15年求刑 弁護側は責任能力否定(産経ニュース)

つまり、検察は「被告に複数の人格があるというのは演技だ」とする精神科医の岡田幸之氏の鑑定結果を採用して、岡野憲一郎氏の解離性同一性障害(DID)だという鑑定結果を否定したわけです。私は岡田幸之氏は解離性障害においては素人同然だと考えていますが、あまりにも杜撰な論理に検事の理解力の低さを感じます。神いっき被告がDIDであることを認めた上で、主人格に連帯責任を負わせるという判断なら納得できます。しかし、人格が犯罪の責任を負うのか、生物的な個体が責任を負うのかといった重大な判断を避けてしまいました。

実は、私はこの事件を担当している検事宛に拙著の存在を伝えています。私は検事の名前を知らないし、私の手紙が届いたかどうかは分かりませんが、もしかすると拙著を読んでいるかもしれません。この事件は拙著が発売されてから起きており、私は作為しようがありません。検察の役割としてやむを得ない面はあるとしても、性的虐待に社会の目が注がれる中で、今後もDIDであろう被疑者は増えるはずです。だからこそ、この事件は法理に踏み込む必要がありました。

また、私は裁判長にも同じ手紙を送っています。裁判長の名前は公開されているので、拙著の情報が届いていない可能性は低いだろうと予想します。ただ、私は心神喪失であるとか、無罪であるなどという主張を一切行なわず、解離性同一性障害を理解して欲しいので、事実として記録を提示したに過ぎません。鑑定人の岡野憲一郎氏と同じように、裁定は法廷に委ねています。

それにしても、懲役15年とは殺人事件に相当する求刑です。「みさき」が出て来なかったせいで、被害者とされる下心のある男たちの言い分が認められてしまいました。神被告は「素直に判決を受け入れようと思います」と意見を述べたそうです。判決は4月28日です。

 
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2017-03-22 : 解離性同一性障害/解離性同一症/多重人格(DID) : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

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