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特別養子縁組をテーマとする、ドラマ「はじめまして、愛しています。」の感想

特別養子縁組をテーマとして放送していたドラマ「はじめまして、愛しています。」(テレビ朝日)が、先ほど最終回を迎えました。もし、録画して、まだご覧になっていない方がこの文章を読んでいるならば、俗に言うネタバレになりますので、ドラマをご覧になってからこの文章をお読みください。

テレビドラマなので、子供との出会いとか家族関係とかが、いかにも作り物の域を脱していないのですが、それでも試し行為や親権の問題など、これまでのドラマでは描かれていなかった領域に踏み込んだ意欲作だと思って見ていました。どうしても駆け足にならざるを得ないので、試し行為が短く感じたり、子供を捨てた母親が、支配されていたはずの彼女の母親に突然反旗を翻したりと、リアリズムに欠ける場面もありました。

そして、まさか、一般的なドラマでそれはないだろうと思っていたのですが、そのまさかの結末でした。主人公の夫婦が特別養子縁組にしようとしていた子は、父親から近親姦を受けていた娘が妊娠して出産した子供でした。近親姦についての知識がない方にとっては、荒唐無稽に思える状況だと予想しますが、私はこの点においてはリアリズムを通したと受け止めています。

私にとっても、決して他人事ではありません。出産まで至るかどうかは措いておくとして、同様の出来事は日本においても少なくないだろうと予想しています。「Dr.倫太郎」のような、安っぽく耳障りの良い話とは異なり、世間の嫌悪感を承知で放送した制作者に敬意を表します。タブーに踏み込んで、予定調和を破壊するドラマが、今後も邪魔されずに放送されるよう願っています。

 

2016年9月21日追記
このドラマの最終回について「近親相姦」という言葉が多く使われているので、改めて警告します。「近親相姦」ではなく、近親者による強姦であり、相手の同意のない「近親姦」です。詳しくは「近親姦と近親相姦」をお読みください。

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2016-09-15 : 情緒的虐待/身体的虐待/性的虐待 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

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