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過保護な親に育てられた若者達

私が子供の頃には、真冬でも半ズボンで過ごしていました。その時代の流行りに過ぎないのでしょうが、長ズボンをはいている子はひ弱な子、過保護な子という目で見られたものです。現在ならば半ズボンの方が格好悪いのでしょうが、小学生になった頃から一人前として扱われたいという思いを誰もが持っていた気がします。親もさっさと一人前になって欲しいと願っていたでしょう。

しかし、世の中が豊かで便利になり、家電製品が家事労働の負担を減らしてくれたおかげで、子供の保護ばかり考えている親が増えてしまいました。親の役割を果たすために子供を道具として使い、「ほら私はこんなに立派な親をやっている」と自己証明に懸命です。親には子供を保護する役割はありますが、それと同時に自律させる役割があるにもかかわらず。子供に好かれる親になろうと邁進し、嫌われそうな厳しい役割は放棄してしまうのです。

過保護は悪くないという専門家と称する人々もいますが、的を得た考えでしょうか。親から保護され過ぎた結果として、社会の厳しい現実に対応できない若者が増えていると、私は感じています。仕事で注意されると内に籠ったり、すぐに謝って済まそうとしたり、ふて腐れたりしている人は、おそらく過保護に育てられた人です。自分で引き受けるべき責任を親が免除してしまったために、自己責任という基本的な社会性を身に付けられなかったわけです。

子供の頃から自分自身に向き合う経験を積んでいれば、どんな状況であろうとも逃げようとはしないでしょう。それが自律です。ところが、過保護に育った「大人」が社会に出ると、いつも庇ってくれた親がいないので、事態に向き合おうとしません。こうして生じる摩擦が、あなたの生きづらさの一つの要因ではないでしょうか。言ってみれば、幼少期から擦り込まれた無意識の流儀です。簡単には直りませんが、かなり意識的に物事に向き合い、自分で責任を負うように心掛けましょう。

 

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2014-05-01 : 結婚・育児 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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