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自分が解離しているかもしれないと思っている方へ-5

解離症状は、乳幼児期から少年期に受けた心の傷が下地となると考えられます。そして、その心的外傷を出発点とすれば、解離症状以外にも様々な症状が想定されます。何らかの嗜癖に陥っていたり、自傷行為をやめられなかったり、自己嫌悪感に苛まれていたりと。それらは自分を大切にするように育てられなかった結果で、哀しい現実から目を背けるために解離という方法を身に付けたわけです。

子供が心的外傷を受ける家庭とは、どんな家庭でしょうか。そう、機能不全家族です。ある程度健全な養育を受けていたならば、戦場を体験するといった特異な環境にでも置かれない限り、解離症状が現れるはずがありません。なぜなら、普通の生活を送る上で、記憶と感情と意識を分断するような必要がないからです。

現在、解離症状に困惑しているとしても、過去には解離が必要だったのだと受け入れてください。自分は感情を抑圧して生きるしかなかった子供だったと気付いてください。あなたがそうならざるを得なかった環境から自分の身を遠ざけてください。そして、解離症状だけではなく、生育歴や対人関係、問題行動など自分を取り巻く全ての状況について学んでください。人生の回復はそこから始まります。

 
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2016-03-16 : 解離性同一性障害/解離性同一症/多重人格(DID) : コメント : 2 :
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Re: タイトルなし
ACを含めて、何でも親に壊された人は、物事が上手くいきそうになると自分で壊してしまいます。安定とか達成といった事柄に不安を感じて、慣れ親しんだ不安定で危険な状況を無意識が求めてしまうのだと思います。「脱ぎ捨てる」「新しく自分を始める」という表現は良いですね。無意識にそういう方向付けを行なうのが本人と支援者の役目でしょう。
2016-03-16 17:53 : 清水賢一 URL : 編集
前回の記事からエンパワーメントについてわたしなりに経験を振り返り考えたことですが、今日の記事でkenさんが粗悪な環境から離れるということを書いておられてそうだなあ、と思いました。主だって想起される過去のことがらは皆トラウマなわけです。嗜癖にしても自傷にしても実はそれは自分らしさの取り違えで、落ちてくる瓦礫をかわし続けるようなハラハラドキドキが在ることが自分らしさだと勘違いしている部分がわたしにはあったように思います。平穏であること、何事もなく笑顔な隣人たちに囲まれること、これはわたしには異常事態でした。わたしの場合はライフステージの変化により、結婚、出産、子どもたちの独立など、また自身の経験値の思わぬ積み重ねがあったりで、ある時ひとりの人間としての自分を見つめる時間が来た時がDIDの発病となりました。エンパワーメントとは何でしょうか。わたしは「自分は変わることが出来る」と信じてそれまでの着ぐるみをごっそり脱ぎ捨て、新しく自分を始めることではないかと思います。とりあえずはそれが出来るのだ、と自分を信じることからはじめたような気がします。ちょっとかっこいいこと書いちゃいました〜〜へへへ。
2016-03-16 11:20 : fridayusao URL : 編集
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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