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自己肯定感と見捨てられ不安

養育者の愛情は無償でなければなりません。なぜなら、報酬を目的とする愛情は自己肯定感に繋がらないからです。例えば、報酬には乳幼児の笑顔も含まれますが、養育者が笑顔を目的とした途端に、泣き喚く感情は否定されることになります。乳幼児は養育者の態度からメッセージを受け取り、養育者の気分を損ねまいと自分の本心を隠すようになります。不適切な養育者は、子供の乳幼児期から青少年期に至るまで、人生全てを支配するように同様の振る舞いを続けます。

これが「いい子」という条件付きの愛情の仕組みです。「いい子」とは、養育者にとって「都合の良い子」です。その都合とは、養育者を満足させるかどうかです。養育者が自分の都合に応じて子供を認めたり、否定したりしたならば、その子供は養育者が設けた条件によって存在価値が左右されてしまいます。他者が自分の価値を決めるので、自分では判断しなくなります。だから、無償の愛情でなければ、子供は自己肯定感を得られないのです。

そして、養育者の都合に振り回され続けると、子供は見捨てられ不安を植え付けられてしまいます。養育者を満足させた場合だけ可愛がってもらえるので、精神的に不安定な状態になるのです。「いい子でなければ捨てられる」という考えは典型的です。この見捨てられ不安を原因として、支配者に迎合しやすく、「いい人」を演じる人間になってしまいます。自己肯定感を強化するとともに叶わぬ思慕を諦めて、不安を取り除きましょう。

   
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2014-06-02 : アダルトチルドレン(AC) : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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