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虐待に直面した時…〜MSN産経ニュースより

MSN産経ニュースの「児童虐待を考える」という連載について感想を述べてきましたが、最後は識者の方々に意見を求めていました。それぞれに虐待と向き合っている方々であり、提言には価値があると思う一方で、私は物足りなさを感じました。連載を通して感じたことでもありますが、身体的な虐待とネグレクトに意識を向け過ぎています。

おそらく、一人の深刻な被虐待児と徹底的に関わった経験がないのでしょうが、虐待の本質は情緒的な虐待であり、心理的な抑圧こそが様々な問題の原因だと理解すべきです。確かに、暴力や栄養失調によって命を失う事例はあるでしょう。しかし、それは年間数例〜十数例程度です。重傷などに範囲を広げたとしても数十例程度でしょう。ところが、自己肯定感を養えず、自尊心を持てずに育った成人の自殺は万単位です。

殴る蹴るの暴行であろうと食事を与えない行為であろうと、あるいは近親姦であろうとも、その根底には子供を守ろう、慈しもうという情動の欠如があります。そうした目に見えない情緒的な虐待を親から受けている子供は膨大に存在し、そこに目を向けなければ根本的な解決には至りません。つまり、機能不全家族に対する認識が欠けているのです。支配、共依存、操作、親の無自覚といった子供に対する不適切な関わりをなくし、健全な愛着を育む家庭を増やさなければならないのです。

識者の提言(1)弁護士・岩城正光さん 子供の情報、統一的に管理 警察が介入

識者の提言(2)京都府立大教授・津崎哲雄さん 改革必要な里親審査会

識者の提言(3)茨城大教授・数井みゆきさん 家庭科の大切さ考えて

識者の提言(4)フォトジャーナリスト・大塚敦子さん 「ケア」することで自立

識者の提言(5)小説家・天童荒太さん 「虐待の社会」予防で変える

 
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2015-12-04 : 情緒的虐待/身体的虐待/性的虐待 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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