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何が虐待へ向かわせるのか〜MSN産経ニュースより

虐待の要因に、母親の孤立があると言われています。私は、母親の生育歴の影響が大きいと考えていますが、それだけで虐待に至るわけでもありません。夫、つまり子供の父親の子育てへの関わり方が、機能不全家族の原因となり、虐待を生じさせてしまうのだろうと推定しています。夫婦のどちらかがある程度健全であれば、マイナス面を補って「虐待」という程の事態には発展せずに済むはずです。

父親が支配している家庭で育った女性が母親になると、自己主張ができず夫に服従しやすくなるでしょう。過保護過干渉の母親に育てられた女性が母親になると、子育てを自分で抱えなければならないと考えてしまうかもしれません。あるいは、ネグレクトされて育った母親は、どのように子供を育てたらいいのかわかりません。そういった諸々の事情を抱えながら、ろくに眠れない生活で乳児を世話しなければならず、夫や親にも頼れないならば、そのフラストレーションが子供に向かうのは必然です。

厚生労働省の推計(平成18年度)によると、全国の母子家庭は75万世帯で、平均年収は213万円だそうです。しかも、離婚した父親から養育費を「受けたことがない」と答えた母子家庭が59%にも達します。ということは、「最初は受け取った」とか「たまに受けとった」場合を除外すれば、30%程度の父親しか養育費を払っていないのでしょう。父親が養育費を払っていないならば、その父親は子育てにも関わっていなかったと判断せざるを得ません。つまり、経済的に困窮する以前に、父親は子供をネグレクトしているのです。

フランスでは養育費は元夫の給料から天引きされ、不履行には刑事罰が科されるというのに、日本では父親は無罪放免です。その父親の責任は、多くの場合母親に転嫁され、場合によっては内縁の夫にもしわ寄せが来るのです。こうした複合的な要因を背景として、貧困や虐待が問題となっていると社会は理解すべきです。

(1)産後鬱で「暴力的な衝動」 わが子に「負の刃」

(2)多胎児の子育て 積み重なる負担、孤立化

(3)子育ての「私事化」 地域・社会から切り離され

(4)孤立を防ぐ 「虐待しなかったのはネットのおかげ…」

(5)保健師のいる街 家庭訪問で悩み発見

「夫に早く帰ってきてほしい」 子育てに「不満」と「孤立」…読者の声

 
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2015-11-30 : 情緒的虐待/身体的虐待/性的虐待 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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