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熊谷6人殺害事件と性的虐待の因果関係

埼玉県熊谷市で小学生2人を含む男女6人を殺害したとみられるペルー人ナカダ容疑者の兄が、過去に17人(本人は25人と発言)もの殺人を行なっていたことが判明しました。機能不全家族としか言いようがない環境に生まれ育った兄は、親からの暴力に加え、年長の兄からは性的虐待を受けていました。

【熊谷6人殺害犯】心の闇を育てた“悪魔の家庭”(東スポWeb)

「子猫を生きたまま油で揚げたり、フライパンで焼くなどの動物虐待も行っていた」とありますが、性的虐待を受けていた子供が猫を虐殺した事例は幾つも存在します。(高橋三恵子著「フラッシュバック」/坂上香著「ライファーズ」/中嶋一成、宮城由江著「心への侵入」)また、小動物への虐待は、虐待を受けている子供が発しているサインだという認識は今や常識です。

熊谷の事件で犯人と見られているナカダ容疑者は、10人きょうだいの末っ子です。「誰かに追いかけられている。自分は殺される」といった統合失調症と思われる発言も行なっていました。ということは、彼も身体的虐待とともに性的虐待を受けていた可能性が高いでしょう。無意識に無差別殺人の衝動を抱えていても不思議ではなく、その衝動が事件を起こしたという因果関係は十分に有り得ます。性的虐待は子供に深刻な心的外傷を与え、思春期以降の残虐な事件に繋がりかねないのです。

以前、私は「パプアニューギニアで娘が父親の首を切断」という記事を書きましたが、自分を守るべき存在から傷付けられた子供には、言葉にできないほどの激情が生じます。神戸連続殺傷事件の少年A、同級生を殺害した佐世保の高校生、その他にも少年による残虐事件は数多く起きています。子供のサインを見落とさなければ、こうした事件を防いで、被害を受けている子供を救出できたはずです。私達はこのような痛ましい事件が起きない社会を築かなければなりません。

 
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2015-09-19 : 機能不全社会 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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