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「反抗心」を押さえつけてはいけません

一般的に、子供は2歳頃から何事にも自己主張が激しくなる「いやいや期」を迎えると言われています。この「いやいや期」は母子分離を果たそうとしている健全な成長の証ですが、人は自己主張しても許されるのだと学んでいるとも言えます。親が危ない行為などを制止するのは当然としても、必要以上に親の要求に従わせようとすれば、子供は抑圧された感情を抱え続けてしまうでしょう。

幼児と親の関係で「反抗心」という言葉は使わないと思いますが、「嫌だ」という自己主張は反抗心と同質です。ということは、幼児期から少年期まで子供は親に反抗して当然であり、反抗できるような親子関係を築くように親は努力しなければならないのです。なぜなら、「嫌だ」という意思表示はとても重要で、自分の身を守り、自分を大切にすることに他ならないからです。そこには、お互いを尊重する考えや本心で話し合う姿勢が含まれており、コミュニケーションの礎となります。

だから、子供の反抗心を押さえつけてはいけません。「子供は親に従うのが当然だ」などと考えている親は、子供の将来よりも自分の支配欲を優先させているだけです。まさしく毒親であり、子育て能力の低い親です。自己主張は我がままとは異なります。一方的な甘えを求めているのではなく、自分を一人の人間として認めて欲しいのです。自由に自己主張できた子供は、結果として相手を思いやった適度な自己主張が身に付きます。

 
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2015-08-07 : 結婚・育児 : コメント : 4 :
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No title
言葉は一般化されるに従って、都合良く意味をねじ曲げられるんですよね。「新人類」なんて典型的です。本来は自分でプログラミングできるような新しい技能を持った子供を指したのに、ある時期からマスコミに「今どきの若者」扱いされるようになりました。下手をすれば私の世代を指してるし・・・

Q&Aはわかりやすいのですが、ああいう反応をする人は多いのでしょうか。イマイチ実感がありません。
2015-08-11 17:38 : 清水賢一 URL : 編集
言葉の選択
「ダメダメ家庭の目次録」の管理人です。
ご返答ありがとうございます。

>言葉はちょっと同意できません。
>「同一視」ではなく「共依存」

確かに、ご紹介したウェブページの「同一視」とは、「共依存」という言葉に置き換えられると思います。

例えば、

>母親に同一視することを求められて育ったA子は、
>「自分は自分、人は人、親は親、子供は子供」と線引きできなくなっていき、
>さらに「世間は世間」と思えなくなり、
>世間で言われている「親を大事にしなくてはいけない」という一般論を、
>あたかも自分の意見のように思い込んだ、と推察する。

のくだりは、
「同一視する」→「共依存状態を維持する」
に置き換えられるように感じます。

>そこで語られている毒親なんて、ただのちょっと困った親レベルです。

「毒親」という言葉を数多く使っている人は、それこそ、社会でそれなりに生きている人でしょう。
本当に問題なのは、自身や周囲の問題が認識できず、人知れずドロップアウト、または反社会的行動に走る人。

私の個人的な意見ですが、
ご紹介したウェブページのテーマにもなっている「毒親」という言葉は、明確な定義がなされないまま、ネットスラングのような扱いから脱しきれず、いずれは消えていくか、少なくとも、読者の心に残り問題提起を促すような、文責の明確な質の高い記事には、用いられなくなるような気がします。
かつての「AC(アダルト・チルドレン)」のように。
私が、積極的にこれらの用語を使わない理由でもあります。

言葉の選択は大事ですね。
少なくとも、用語の定義がある程度定められている(あるいは学術的に用いられている)ことは、問題提起を促すうえでは必要不可欠でしょう。

それとは別に、
「毒親問題Q&A」
https://note.mu/yugami/n/na0e153deb55b
ケーススタディ集としては、参考になるでしょうか。
2015-08-10 14:19 : ダメダメ管理人 URL : 編集
Re: 「きれいごと」による支配に反抗するのは難しい
「ダメダメ家庭の目次録」の管理人さん、こんにちは。

あからさまに子供を虐待したり育児放棄したりする親の毒は、私も強くないと思っています。それよりも、操作を繰り返して共依存に持ち込み、子供に毒を気付かせない親の方が、猛毒を盛っていると思います。この場合は、潜伏期間も伴うので毒が強いだけではなく、毒の質が悪いと言えるでしょう。

ご紹介頂いたウェブページの主旨は賛同できるのですが、言葉はちょっと同意できません。「同一視」ではなく「共依存」の方がわかりやすいし、「微毒」という言葉は本質を理解できない人には尚更誤解を招きかねません。

最近毒親流行りですが、そこで語られている毒親なんて、ただのちょっと困った親レベルです。本当の毒親とは、ヒットラー並の独裁者でありながら、自分でもそれに気付かない異常者だと広める必要があるように思います。
2015-08-09 10:13 : 清水賢一 URL : 編集
「きれいごと」による支配に反抗するのは難しい
こんにちは。
「ダメダメ家庭の目次録」の管理人です。


>「子供は親に従うのが当然だ」

あからさまにこのような態度をとる親は、いずれ子供に反発されることが多いでしょう。
だから、子供が成人した後も、子供を支配し続けることは難しくなってくると思います。

問題は、「・・・が普通(世間にはよくあること)」「ことわざや格言」「権威のある人の言葉」「一般論」「人の道」など、よほど心しておかないと大人でも反論しにくいような言葉で、子供を支配する親でしょうか。
このような言葉にどっぷり浸かって育つと、子供は、
「『きれいごと』に流されるのではなく、目の前の現実に真摯に向き合って、自分自身がすべきことを見い出す。」
という、生きていくための基本的な姿勢を身につけることが困難になります。
「きれいごと」に目を向けるばかりの、現実逃避的な思考が身についてしまう。
つまり、登校拒否や社会的不適応につながってしまう。

それを見た親は、「時間が解決するだろう。」とこれまた現実逃避。
私の母親や、社会的不適応の末、3年前に事故死した弟が、まさにそのような状態でした。
私自身にも、「苦しくても家族の現実に向き合う」という姿勢を、十分に身につけられていないところがあります。


あるネット上の文章を見つけました。
スマートフォンでも読みやすいようにうまく構成されていると思います。
「毒親問題を過剰否定するに至る原因は『同一視』?」
https://note.mu/yugami/n/nc9ede31f8ae1

ここで使われている、「微毒」「微毒親」という言葉で表現される内容が、問題の本質を考える上で重要かと思われます。

>むしろ、「微毒」の方がゆっくりじっくり浸透するのに、
>本人や世間はそれは毒だと気付けなかったりして、
>わかりやすい「毒」よりもさらに周囲の理解が得られないつらさが
>「微毒」にはあると思っています。

「きれいごと」に対しては、子供を含む周囲は、親の問題を指摘できない。
そのような危険性が「微毒」であり、今日なお放置され続けていると私は感じます。それが、マスメディアで明るみになるほどのレベルでないが、日々子供を苦しめている、機能不全家族問題の本質なのではないでしょうか。
2015-08-08 12:22 : ダメダメ管理人 URL : 編集
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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