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あなたは親を許さなくていい

真由美は、親を許せない自分と親を許せという俗説の間でジレンマを感じていました。しかし、「毒になる親」には親を許さなくていいと書かれていたので、とても気が楽になったようでした。親を許す過程が回復に繋がると主張する自称専門家もいるようですが、果たして毒親を許す必要があるのでしょうか。

アダルトチルドレンが親を許すためには、親から謝罪を受ける必要があるでしょう。しかし、自分の行為を心から恥じて、本心で謝罪する毒親がいるとは私には思えません。なぜなら、毒親の思考には強い否認が常に伴っていて、自分に都合の悪い出来事をごまかそうとするからです。丸く収めようとか、もう済んだことだとか自分の中で言い訳をしているはずです。あなたがサバイバーとなって親を許す気になったならば、結果として許せばいいだけで、回復の前提として許す理由はどこにもありません。

謝罪できる親なら、とっくの昔に自分から頭を下げています。親から愛情を受けられなかったように、アダルトチルドレンは謝罪も受けられません。「親に謝って欲しい」という感情や「謝ってくれれば親を許せる」という思考は、思慕の現れだと捉えてください。それが理解できないと、またコントロールされるだけです。だから、あなたは叶わぬ思いにしがみつく必要はなく、「親を許すつもりはない」と宣言して構わないのです。

あなたに対して毒親が行なった仕打ちを葬ってはいけません。あなたが生きづらさを抱えているならば、あなたの両親に責任があります。絶対に責任を免除すべきではありません。それが前提であり、そうやって突き放さなければ、あなたは自責感を手放せないでしょう。

  
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2014-05-24 : 機能不全家族 : コメント : 5 :
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Re: No title
イズミさん、おはようございます。
境界性パーソナリティ障害や解離性同一性障害は関係ないかと思われるかもしれませんが、アダルトチルドレンの延長上に存在します。こうした方々は特に酷い機能不全家族に生まれ、毒親や兄、叔父、叔母などから深刻な虐待を受けています。真由美は現時点では普通の生活を送っていますが、いつ爆発するのか分からない爆弾を抱えている状況です。私の本に限らず、参考になる本は多くあると思います。引きこもりから脱出するためだと言って、親に出させれば良いんですよ。
2014-06-06 07:53 : 清水賢一 URL : 編集
No title
お返事ありがとうございます。実はこのブログを見ているだけで、申し訳ないのですが、清水さんの本を読んでいないのです。今後機会を見て入手しようと思っています。真由美さんが今幸せならいいなと思います。
2014-06-06 02:58 : イズミ URL : 編集
Re: No title
追記します。
それでも、機能不全家族とはどういうものか理解させたい人がいるならば、拙著「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」を紹介してください。理解されにくい機能不全な親や家族を具体的に示すために、子供がどのような被害に遭っているのか明らかにするために、生活上の細かい出来事まで記述しています。
2014-06-01 14:11 : 清水賢一 URL : 編集
Re: No title
イズミさん、はじめまして。ご来訪ありがとうございます。
ずっと探していたんですね、ご自身を。機能不全家族に気付いて、ここにたどり着いたならば、既に大きな一歩を踏み出せたということです。あなたには勇気があります。素晴らしい。

私の本でも触れていますが、真由美も親に原因があるとはっきりさせたいと言っていました。それは、幼少期から大人になるまで「お前が悪い」「あなたは気が利かない」などと、家族から散々攻撃されたせいだと思います。具体的な出来事は別として、イズミさんと非常に近い状況だろうと想像しています。真由美は小さい頃、いつも一人で押し入れにこもっていたそうです。

まず、機能不全家族や毒親、共依存について理解を深めましょう。次に、愛情と自尊心がどのように関係しているのか勉強しましょう。そして、自分がどういう原因で現在の状況に至ったのか分析してみましょう。文章や図を書くのも良い方法だと思います。文章化するためには自分と向き合わなければなりません。問題の本質が見えてきたら、人生をやり直しましょう。本当は、あなたを支援してくれる人が乳幼児期から育て直してくれると良いのですが、なかなか難しいですよね。適任者が見つからなかったら、ご自身で育ち直ってみてください。そうしている間に、新しい世界が広がるのではないでしょうか。

ただ、機能不全家族を知らない人に理解させるのは難しいと思います。周囲の者に「悪いのは家族だ」と訴えたい気持ちは当然あるでしょう。しかし、そこに労力を費やしても、イズミさんは鬱憤を晴らせるだけで、何も得られないと思います。なので「毒になる親」という本が勧めているように、もっと知識を貯えてから手紙を書きましょう。必ずしも渡さなくていいんです。あなたの家族は問題に気付きもしない、精神的に未熟な大人だと見下してください。あなたが引きこもっている状況は、あなたの家族にとって好ましい状況なのです。実は、あなたの家族は批判対象としてあなたを必要としています。悔しくありませんか、そんな手に乗るなんて。イズミさんが自分の力を取り戻せば、誰もあなたを批判できなくなります。

まずは散歩でもしてみてはいかがでしょうか。図書館にこもるのも手かもしれません。とりあえず、衣食住などは慰謝料代わりだと思って要求して良いんです。掃き出したい思いがあったら、この場で心情を書き綴ってください。
2014-06-01 13:10 : 清水賢一 URL : 編集
No title
はじめまして。私は二十歳すぎから、三十が見えてきた現在に至るまで、ずっとひきこもりの生活を続けています。こうやってPCから書き込みをして、誰かに話すのも初めてです。先月やっと「機能不全家族」のワードに辿りつきました。そして今月このブログを知りました。長年自分や家族の言動を繰り返し見直し、一人堂々巡りに陥っていまいた。私は子どもの頃から家族からの理不尽と思われる行為に抗おうともがいてきて、徐々に心が苦しくなり、ある時ポキッと折れてしまいました。そこからは、まともに抵抗できなくなったので、家族が一時攻撃を激化したのち、ここ数年は静かに停滞しており、私という厄介者を抱えながらも互いに思いやって生きているようで、横で見ている私には仲の良い普通の家族に見えます。ただ家族の掃きだめになっても生きてきたのは、周りの人に「全部私のせい」ではないと信じてもらいたくて方法を探していたからです。でも大分前から頭がボケてきてしまい、考え事を途中で忘れたりまとめられなくなって危機感をおぼえています。うちの内情を知らない人に話を信じてもらうにはどうすればよいのでしょうか。そもそもきちんと社会生活を営んでいる家族の中で唯一何もしていない私が糾弾するなど、身の程知らずが過ぎるでしょうか。「いつも厄介事の種をまき、ひっかきまわすのはあんた」という家族の主張が正しいんじゃないかと最近思うことがあります。本当に全部私が悪いんじゃないかと。
長々と、分かりづらい文章ですみません。何かご意見をいただけたら嬉しいです。
2014-05-31 23:56 : イズミ URL : 編集
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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