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自閉症・発達障害の原因は化学物質-5

自閉症スペクトラムが先天的な障害であると考えている人は多いと思います。先天的という言葉を普通に解釈すれば、遺伝するかどうかは別として、突然変異も含めて遺伝子に原因があるということです。卵子や精子、もしくは受精卵が既に傷付いていたとしても、その傷が化学物質に起因するのであれば「先天的」とは言わないはずです。まして、受精卵が分裂する過程は成長であり、子宮内の出来事に起因するならば後天的な障害です。さて、分子生物学者で、最新の自閉症に関する遺伝子診断などにも詳しいベルトラン・ジョルダン博士が「自閉症と遺伝」という講演を行っています。

自閉症の遺伝子診断は幻想 フランス分子生物学者が講演(福祉新聞)

まず、この講演では「予防接種ワクチン原因説」が間違っていると説明されています。確かに、予防接種を受けた子供が自閉症になるという説は科学的に否定されました。しかし私達は、人生で何回もワクチンを投与されたり、魚食や環境汚染で直接水銀を取り込んだりしています。そうやって水銀を蓄積した両親から生まれた子供に言及しているわけではありません。また、母子の関係も原因にはならないとしていますが、育てにくさに起因して不適切な養育となり、子供の症状が悪化してしまう可能性を排除しているわけでもありません。

そして、「神経生物学的要因説」が原因だとは必ずしも断定できないとしつつ、「遺伝的要因説」を主張しています。その根拠は、一卵性双生児と二卵性双生児では自閉症の一致率に大きな差があるというものです。ところが、これほどの専門家であっても「自閉症は数多くの遺伝子が関与する非常に複雑な疾患であり、個々の遺伝子がおよぼす影響ははっきりしないことが分かったのです」「自閉症を引き起こす唯一の遺伝子があるのではなく、多くの遺伝子が自閉症に関わっていることが分かってきました」「自閉症になる決定的な遺伝子が見つからないということです」と解説しています。つまり、数多くの遺伝子が要因の可能性があるが、原因とは認められないと宣言しているのです。

 
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2015-07-15 : 精神医療・精神薬・カウンセリング : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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