fc2ブログ

人生には「敗北感」も必要です

もうかなり以前のことですが、ジャーナリストの筑紫哲也氏(故人)は、少年少女のスポーツの流れとして「勝つことにこだわりすぎている」とコメントしていました。私はその番組を見ていて、「この人は本気でスポーツに取り組んだことがないんだろうな」と思ったのですが、サッカーで全国大会に出場した友人も同様の感想を抱いていました。筑紫氏の見解は、勝利至上主義になって、体罰を含む厳しい練習が横行したり、試合や練習に生活が縛られたりするといった弊害が出ているというものです。

私は、遊び半分でスポーツをやっても、それほど楽しくはないし、得られるものも少ないと考えています。勝利を目的としなければ惰性で練習するようになるでしょう。レジャーや健康維持としてのスポーツならば、それでいいかもしれません。けれども、思春期頃に全精力を傾けてスポーツに取り組めば、自己肯定感を高められ、仲間との連帯感も深まります。そして、全力を出すためには、勝つことにこだわる必要があるのです。たとえ負けたとしても、それまでの過程に大きな意味を見出せます。

いつの頃からか勝ち負けをはっきりさせないような教育が広がってしまいました。運動会では、走るのが速い子同士を競わせて、走るのが遅い子に配慮するとも聞きます。果たして、それは健全な教育でしょうか。人生には「敗北感」も必要です。負けたからこそ、今度は勝とうという意欲が湧きます。何が足りなかったのか、負けた原因を考えます。自分と同じように努力した勝利者を讃えられます。敗北は、勝負を避けていたら得られない、価値ある経験を与えてくれるのです。

 
スポンサーサイト



2015-07-31 : 結婚・育児 : コメント : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

カレンダー

01 | 2024/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -

推薦図書

ブログ内検索

アルバム

にほんブログ村

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ にほんブログ村 家族ブログ 家庭崩壊・機能不全家族へ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アダルトチルドレンへ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 解離性障害(解離性同一性障害など)へ

人気ブログランキング