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適度な「ストレス」を与えましょう

近年、ストレス耐性が低い若者が多いと感じます。近年というよりも、もう20年位前から増え始めた気がします。「近頃の若者は……」という言葉が表す、昔から存在する価値観の相違などとは異なり、社会性の低さを感じるのです。仕事などで接していても、自分が気に入らない状況に対してすぐに嫌な顔をしたり、自分の考えを粘り強く説得しようとしなかったりと、人や物事と向き合おうとしない姿勢が気になります。

若者がそうした傾向を持つ理由は、過保護に育てられたからではないでしょうか。幼少期から親が困難を取り除いてしまい、彼ら彼女らは親の意向に従ってばかりだったのでしょう。親はいつでも望みを叶えてくれるし、文句を言うこともなくせっせと金品を与えてくれる。その一方で、親は自己満足を得るために子供と取引して、子供が自ら過保護を求めるように操作を繰り返す。そんな生活を20年も続けていれば、それが当たり前の社会だと子供は認識します。だから、自分に過保護にしてくれない社会に適応できないのです。

人は他者と社会を形成して生きる動物です。他者と関係する以上、摩擦は付き物です。その摩擦を回避したり低減したりするために、お互いの理解を深める努力が必要になります。そのためには、幼少期から本音でコミュニケーションする訓練を積み、困難に対処する能力や努力する能力を身に付ける必要があります。つまり、適度なストレスを与えなければならないのです。

ところが、子供を過保護に育てる親は、些細な出来事であっても「子供がかわいそう」だと考えて、庇護しようとします。けれども、それは親が無意識に抱えている寂しさの現れであり、子供に見捨てられる不安を解消する行為に他なりません。子供を道具にしているという意味において、やはり虐待だと私は捉えています。子供に過保護に接している親には到底理解できないでしょうが、ストレス耐性は生きていく上で欠かせません。

 
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2015-07-29 : 結婚・育児 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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