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「いい子」は褒め言葉ではありません

「あらー、いい子ね」と言って幼児を褒めている大人が大勢います。幼児を叱る時に「悪い子はダメよ」とか「悪い子になっちゃうよ」と言って脅す大人も大勢います。では、「いい子」とはどんな子でしょうか。「悪い子」はいるのでしょうか。何気なく使っている言葉であっても、子供を養育するという視点に立てば、使っていい言葉といけない言葉があると私は考えています。

「いい子」という言葉には、その子の行ないを肯定する意図があると思いますが、これでは人格に対する評価になってしまいます。同様に「悪い子」も行ないを否定する意図のはずですが、人格攻撃になってしまいます。「よくやったね」とか「偉いね」とか、あるいは「よくないよ」とか「ダメだよ」と言動に対して素直な言葉を発すれば十分なはずです。まだ人格を形成し始めたばかりの子供ですから、どんな言動があったとしても、その子に対する評価は全肯定すべきです。

そして、「いい子」を多用する親に限って、乳幼児期から子供に自分の感情を押し付け、自己満足を求めて子供を操作します。子供は、親の要求に応えれば「いい子」で、不満を感じさせたら「悪い子」にされるのです。そうやって育てられた子供は、健全なコミュニケーションを体感できず、親への承認欲求が満たされないまま大人になってしまいます。

最近では「いい子症候群」という言葉も使われているようですが、いい子を演じるように仕向けられた大人が増えているようです。裏返せば、幼少期から心理的に抑圧され続けた大人、つまりアダルトチルドレンが増加しているということでしょう。「いい子」の呪縛から子供を解き放てば、もっと自由で生きやすい社会を築けるはずです。

 
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2015-07-27 : 結婚・育児 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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