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DESNOSとC-PTSD

心的外傷後ストレスの研究を専門とするオランダの精神科医ヴァン・デア・コルク博士は、PTSDでは定義しきれない慢性的なトラウマも含んだ定義を作っています。それが、「DESNOS(Disorder of Extreme Stress Not Otherwise Specified:特定不能の極度のストレス障害)」という概念です。ジュディス・ハーマンが提唱した「C-PTSD(Complex Post-Traumatic Stress Disorder:複雑性心的外傷後ストレス障害 )」とかなり重なる内容ですが、双方とも心のトラブルに法則を見出し、乳幼児期以降の被害体験などに辿り着いたのだと私は思います。

トラウマの治療について/DESNOS

トラウマの治療について/C-PTSD

注目すべきは、DSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders:精神障害の診断と統計の手引き)では異なる障害として定義されている境界性パーソナリティ障害(BPD)と解離性同一性障害(DID)に見られる症状が、同一の定義として括られている点です。また、アダルトチルドレン(AC)という概念まで取り込んでいるとも受け取れます。

私は「C-PTSDと性虐待」と題した記事でも記述していますが、ACとBPD、DIDは同一線上にあり、BPDとDIDは同じ障害であると考えていました。その後、C-PTSDという概念を知ったところ、自分が経験して考えていた内容と合致したのです。そして、DESNOSという概念においても同等の基準が示されていました。つまり、DSMの基準は精神科医がラベルを貼るために都合がいいだけで、心にトラブルを抱えている者にとっては役に立たないのです。DESNOSやC-PTSDという考えを取り入れて、どう対処すべきか判断しましょう。

  
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2015-06-10 : 解離性同一性障害/解離性同一症/多重人格(DID) : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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