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TFT(思考場療法)という心理療法

TFT(Thought Field Therapy)は、鍼のツボをタッピングすることで心理的問題を改善させていく心理療法です。日本語では「思考場療法」と呼ばれていますが、セラピーだとわかるように「TFT療法」を使う場合もあるそうです。具体的な手法は下記Webページに動画で示されていますが、手順に則ってトントンと軽く叩いて(タッピング)刺激を加えます。

日本TFT協会

TFTが応用できる分野はとても広く、不安、恐怖、依存、怒り、罪悪感、強迫、パニック、自己破壊、抑うつ、身体的疼痛などに効果があるとされています。ハーバード大学の研究では、特定のツボの刺激は扁桃体の活動を沈静化し、脳波を正常化し、セロトニンを増やすといった結果が得られているようです。扁桃体は脳の奥深くにあり、情動を司る部位だと考えられています。その扁桃体が過覚醒を起こすとPTSDや抑うつ状態が引き起こされるので、沈静化によって症状を抑えられるのでしょう。

でも、そんな難しい理論よりも「とんとん」の効果は乳児期から分かりきっているはずです。抱っこされて、とんとんされたり、背中やお腹をさすられれば、誰でも安心感が増すはずです。けれども、養育者の「とんとん」が足りなかったから、心的外傷(トラウマ)を癒せなかったのではないでしょうか。精神科医や臨床心理士は、抱っこしながらとんとんするわけにはいきません。それで、TFTのような手法に発展したのでしょう。身体的な接触はとても大切な気がします。

 
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2015-06-08 : アダルトチルドレン(AC) : コメント : 4 :
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Re: タイトルなし
仁香さん、こんにちは。

どんな手法であれ、結局のところエンパワーメントに行き着くのだと思います。その前段階として棚上げしていた怒りや哀しみを体験し、自分の感情を取り戻す必要があるのでしょう。ただ、虐待の再体験にもなりかねないので、不安や緊張が高まった場合に備えて、中断したりゆっくり対処したりする準備もしてください。
2015-06-11 18:18 : 清水賢一 URL : 編集
清水さん、おはようございます。
返信ありがとうございます。

アリスミラー、名前は知っていましたが、読んだことありませんでした。ちょっと調べてみましたが、私は最近自分の感情を取り戻すことについてちょうど考えていたので、ピッタリの本かも知れません。

場面を思い出してもなかなか感情が伴ってこないので、今まではシンドくてあまり読む気がしなかった、他のサバイバーの方の本なども読んで、自分の感情に揺さぶりをかけてみようと思います。

そうですね、魔法のように何かが変わることはないだろうから、ちょっとやってみるか、の気楽な気持ちでやっていきたいですね。

今日は雨の1日になりそうですね。

2015-06-09 08:10 : 仁香 URL : 編集
Re: タイトルなし
仁香さん、はじめまして。ご来訪有り難うございます。

コメントから出口が見えない苦しさを感じました。アリス・ミラーによれば、抑圧された感情を生き直すだけで心身の症状は消えるそうです。癒しとか認知のゆがみを直すとかそんなことではなく、ただただその当時の感情を受け入れるということのようです。まあ、辛い過去に向き合うのは、そう簡単ではないと思いますが。

TFTとEMDRは、そうした手順を必ずしも踏む必要はないということのようで(間違ってるかもしれません)、経験に基づいた意表をついた手法だと思います。人によって効果は様々でしょうが、効果があったならば儲け物ぐらいの感覚で良いんじゃないでしょうか。
2015-06-08 19:01 : 清水賢一 URL : 編集
精神科受診やカウセリング、果てはヒーリングに除霊まで。。様々なことを試みましたがなかなか回復は難しいですね。フラッシュバックを起こして却ってこじらせてしまったり。。

1人の人間として社会経験を積み、人間関係の中で確実に成長してきた自分がいるのに、それとは全く別の部分なんですよね。あの頃の、あの時の自分は。ずっとそこに同じまま佇んでいて、苦しんでる。そしてそれが持つ力が強すぎて今の自分を侵食する。あの時に否が応でも引きずり戻される。

それに負けじと強い力で蓋を押さえ続けるのも、過活動で気をそらせるのも、年々しんどくなる。

やっぱり回復は無理なのか、いよいよダメか、そんな追い詰められた気持ちがよぎります。

TFT、チャレンジしてみようかな。。







2015-06-08 11:27 : 仁香 URL : 編集
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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