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PTSDに対する心理療法「EMDR」

EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing:眼球運動による脱感作と再処理法)というPTSD(心的外傷後ストレス障害)に対する心理療法があります。エビデンスがあると説明されていますが、まだ私は深い知識を持っていないので、仕組みなどに関する科学的な理解には達していません。ただ、多くの効果が得られているようですので、PTSDやC-PTSDへの対処を必要としている方は検討する価値があると思います。

日本EMDR学会

具体的な治療では、記憶を想起しながら眼球を左右に動かしますが、解離などで記憶を保持していない場合には適さないとも説明されていました。けれども、ネット上には解離性同一性障害(DID)の方が子供の人格と交代して治療を受けている場面もありましたので、一概に適さないとは言い切れないようです。主人格には記憶がなくとも、虐待行為を受けた人格はその当時のままに生きており、虐待の記憶を保持しているからです。つまり、虐待を受けた子供が治療を受けるのと同等の状況になるので、理に適っていることになります。

心の傷〜トラウマからの解放(NHK ETV特集)

上記のDIDの事例では、すべての被害が明らかになっておらず、他にも対処すべき感情があると私は推定します。なぜなら、DIDは極限状況の生存者の中でも最も重い症状なのに、極限状況と思われる状況が語られていないからです。でも、こうして段階的に感情を昇華できれば、心的外傷を再体験することなく効果を得られるかもしれません。誰にでも効果がある方法ではないのでしょうが、向精神薬などを使用する危険性を避けられる方法だと思います。

 
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2015-06-03 : 解離性同一性障害/解離性同一症/多重人格(DID) : コメント : 2 :
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Re: こんにちは
fridayusaoさん、こんにちは。

そうですか、検討済みですね。NHKの映像からは分かりませんでしたが、リスクがあるわけですね。具体的な動きによって神経を再生させるのは身体的な機能障害と同様で、十分期待できるかなと思いました。ただ、曝露療法に近い気もするので、どうなのかという心配もあります。やはり、ある程度の記憶を取り戻して、エンパワーメントするスタンスに立っている必要がありそうですね。
2015-06-11 18:34 : 清水賢一 URL : 編集
こんにちは
わたしも興味があります。半年ほど前にEMDRの専門医と話をしました。効果には個体差があり、ハイリスクハイリターンであるとのこと。患者の側にある程度の覚悟の出来て居ること、治療の効果を分析出来る環境作りなどまだむつかしい課題があると仰っておられました。なんか良さそうだよね。うん。
2015-06-11 08:18 : fridayusao URL : 編集
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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