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生きづらさから解放される手続き

こうして私が毒親の批判ばかりしていると、「親のことを悪く言いたくない」「私を可愛がってくれたときもある」「育ててくれて感謝している」といった声が聞こえてきそうです。そうした考えを私は歓迎します。生きづらさを抱えているあなたが、親に対して好意的な感情を持っていたとしても、その感情には素直に従うべきです。自分が育った環境が機能不全家族だったと認めても、その中にも喜怒哀楽があって、幸福な時間があったはずです。だから、毒親や機能不全家族を全否定する理由はありません。むしろ、親とのいい思い出は大切にすべきです。

親が自分を少しは愛していたと感じられれば、自分は完全に捨てられたわけではないと自己肯定感を補えるはずです。ただし、いい思い出に浸ってばかりでは、いつまで経っても親に対する思慕を捨てられません。叶わぬ思いは諦めて、新たな人生を歩むと決断しなければなりません。一方、親を憎んだところで、その憎悪は愛情飢餓の裏返しです。親を恨んでも構わないのですが、その怨恨を利用できるのは復讐だけです。そうやって否定的な感情に囚われている間は、親の支配から抜け出せません。

要するに、受け入れるべき出来事と拒絶すべき出来事を柔軟に整理して欲しいのです。アダルトチルドレンは物事を10か0かで判断しがちです。こうした性向をスプリッティングと呼びますが、人は善と悪に二分できるわけではないと感じてください。機能不全家族の仕組みやあなたの過去を冷静に分析できれば、あなたが育った家庭について正当に批評できるようになります。それは、生きづらさから解放されるために必要な手続きです。
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2014-05-21 : 機能不全家族 : コメント : 2 :
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Re: No title
そもそも愛情を理解していないというか、
感情を押し付けを愛情だと勘違いしているわけですよね。
2014-12-23 15:27 : 清水賢一 URL : 編集
No title
毒親には感情が無いのではなくて思いやりが無いのだと思います。
「いい思い出」は、一緒に遊園地に行って楽しかったとか、一緒に何かしたとかなんですが、そこには愛情があったわけではなくて、親の自尊心や幸福感を満足させていただけなのです。
別に私を愛していて何かしたわけじゃないんです。
誕生日をお祝いしてくれたのも、外食して楽しいことをする機会が欲しかっただけ。
2014-12-23 00:03 : あみ URL : 編集
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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