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神戸連続児童殺傷事件の加害少年生育歴-4

加害少年が小学校を卒業すると、周囲で万引きが流行るようになり、彼は専らナイフを盗んだそうです。両親に見つかり厳しく諭されても、少年は一切反省していません。両親は、それまで少年を「素直で優しく、隠しごとをせず、長男の自覚がある」と評価していましたが、万引き事件によって「意思が弱い。表と裏がある」とショックを受けます。「うちの子に限って」というパターンですね。両親は子供の苦悩を見ようとせず、なかったことにしていた上に、自分達は変わろうとしていなかったのです。

中学に入ると少年は様々な問題行動を起こします。小学生を蹴ったり、自転車をパンクさせたり、同級生の靴を焼却炉で燃やしてしまったりと。学校は児童相談所に行くように勧めたにもかかわらず、母親は病院へ連れて行きADHD(注意欠如・多動症)という診断を受けます。児童相談所では親の責任が明確になってしまいますが、生まれついての病気なら責任を逃れられるからでしょう。この診断は誤診としか思えませんが、医師は認知能力に歪みがあり、コミュニケーションがうまく行かないので、過度の干渉を止め、少年の自主性を尊重し、叱るよりも褒めた方が良いと適切に指導します。これで二度目の医師の指示です。

母親がその指導に従った結果、表面上少年は落ち着きを見せます。しかし、部活動によって猫殺しができなくなった一方で、人間の腹を割き、内蔵に噛み付き、貪り食うシーンを想像して自慰行為を行なうようになります。友達もそうだろうと思って、殺人のイメージで自慰行為をしていることを話すと、「おかしい」と言われてしまいます。さらに、人間はどのようにすれば死ぬのか、人間を殺せばどんな気持ちになるのかということに関心が向かいました。学校に通ってはいたものの学習意欲は失せ、先生に心を開かず、友達とも付き合わず、タンク山で一人で遊び、自宅個室では一人で昼間からカーテンを閉めて薄暗くし、雨が降る日を好み、殺人妄想にさいなまれていました。そして、ちょっとしたトラブルをきっかけとして、少年は一連の犯行を開始します。

 
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2015-05-04 : 機能不全社会 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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