fc2ブログ

神戸連続児童殺傷事件の加害少年生育歴-3

加害少年は小学校5年生になると、ナメクジやカエルの解剖を始めます。それとともに身体のうずきを感じ、後に性衝動の始まりだと分かったそうです。また、バモイドオキ神が光の固まりという映像で夢の中に現れ、自分だけの守護神であると認識します。そして、ヒットラーの「我が闘争」を読み、ヒットラーが情け容赦なく自分の道を進んだことに心酔します。

小学校6年生になると、「殻を持った寂しい子のようで心の中に近づけなかった」という印象を教師は抱いたようです。しかも、少年は「何をするか分からん。このままでは人を殺してしまいそうや。お母ちゃんに泣かれるのが一番つらい」とまで教師に訴えています。小学校時代に少年はこれほどのサインを出していたのに、周囲にいた大人は何をしていたのでしょうか。毒親が自覚できないのは仕方がないとしても、教師の鈍感ぶりには呆れます。

少年はカエルの解剖に飽きて、猫を殺し始めます。猫の首を絞め、口から脳へナイフを突き刺し、腹を割いて腸を引き出し、首を切り、脚を切りました。灯油を掛けて焼死させたこともあり、猫の舌を切り落として塩漬けにしていました。殺した猫は20匹に及びますが、両親が気付くことは一切ありませんでした。猫を虐待している時に性的に興奮し、初めての射精を経験しますが、皆も同じだと思って友達に話したところ、君は変だと言われました。そのため、自分に対して嫌悪感を覚えるようになり、殺しをする自分に対して「酒鬼薔薇聖斗」と名付けて切り離し、一時的に気持ちが楽になったようです。

猫殺しと性衝動は、その後も自慰行為として続きますが、この「決定全文」には因果関係について記述がありません。精神科医や心理学者は攻撃性によって性的興奮を得る場合があると説明しますが、私には納得できません。攻撃するためには自分の身を守るとか、自分の被害に対して怒るとかの情動が必要なはずです。その情動と性的行為が関連付けられているならば、認知の歪みを発生させる出来事が日常的に繰り返されていたということではないでしょうか。そう、C-PTSDの反応として解釈できるのです。この少年の性衝動について、異常だとかサイコパスだとかレッテルを貼って片付けるのは簡単ですが、事実を深く掘り下げなければ真実は見えてこないはずです。

 
スポンサーサイト



2015-05-01 : 機能不全社会 : コメント : 2 :
コメントの投稿
非公開コメント

Re: タイトルなし
通りすがりさん、補足する機会を下さって、ありがとうございます。

私は、専門家と称する方々が何らエビデンス(科学的な証拠)を示すこともなく、風説の流布のごとく説明しているので納得できないと記述しています。もしも、攻撃性と性的興奮を得ることについて、人類の先天的な特性であると証明できるエビデンスをご存知でしたら教えて頂けませんか。エビデンスとは、客観的かつ具体的及び統計として信頼できる情報です。

知ったかぶっているのは専門家ぶっている偽専門家ではありませんか。フロイトがエビデンスに基づいた自説をねじ曲げて衝動理論・エディプスコンプレックスを発表したことは今や常識ですが、その錆び付いた衝動理論の延長に攻撃性と性的興奮説が位置付けられていると私は理解しています。ハーバード大学の精神科医ジュディス・ハーマンは膨大な臨床例に基づいて「心的外傷と回復」及び「父-娘 近親姦」などを著していますが、こうした出版物にはそのような例示は一切ありません。だから「攻撃性によって性的興奮を得る」のではなく、後天的に「認知の歪みを発生させ」られた結果として性的興奮を得ているのではないかと述べたつもりです。

医師免許を持って表面的に患者の相手をしているだけで専門家と言えるのでしょうか。私は甚だ疑問です。あなたが指す専門家がどのような人物か私には分かりませんが、私は知ったかぶってもいないし、まして噛み付いてもいません。信頼できる情報と経験に基づいて私見を述べているだけです。批判は自由ですが、批判するならば根拠も示してください。つばを吐きたいだけなら、道路ではなく、ご自分の庭にどうぞ。
2015-05-05 22:51 : 清水賢一 URL : 編集
精神科医や心理学者は攻撃性によって性的興奮を得る場合があると説明しますが、私には納得できません。



納得できないのは勝手ですが、知ったかぶって語って専門家の知識に噛み付くのは恥ずかしいですよ;^_^A
2015-05-05 15:42 : 通りすがり URL : 編集
« next  ホーム  prev »

プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

カレンダー

01 | 2024/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -

推薦図書

ブログ内検索

アルバム

にほんブログ村

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ にほんブログ村 家族ブログ 家庭崩壊・機能不全家族へ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アダルトチルドレンへ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 解離性障害(解離性同一性障害など)へ

人気ブログランキング