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オウム真理教と虐待

オウム真理教が起こした事件を改めて振り返ってみると、その異常さに驚くばかりです。社会に向けた犯罪以外にも、内部の信者や元信者に対してリンチ殺人を3件も行なっています。全ての事件で松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚が殺害を命じて、幹部信者などが実行しています。ある事件では、母親を連れ出そうとして失敗した二人の元信者の一方を脅迫して、もう一方を殺させるといったヤクザ顔負けの親分ぶりを発揮しています。

麻原は、6男3女の9人兄弟の第7子だそうですが、兄弟間で親から比較されていたのでしょうか。あるいは、兄達から暴行されていたのかもしれません。機能不全家族に育った他の兄弟が健全なはずはなく、最も弱い存在が攻撃されやすいのですから。盲学校に入学させられただけでは、復讐としか言いようがないリンチ殺人には繋がらない気がします。子供の頃に心の中で描いていた親や兄への報復を空想しながら、「ポアするしかないな」と命じていたのでしょう。

被虐待児だった大人は、虐待の怒りや哀しみを社会や自分に向けてしまいます。恐れや思慕を抱く親などの加害者には向けられないからです。社会に向けた場合は暴力行為や迷惑行為などで表し、自分に向けた場合は嗜癖や強迫観念、希死念虜となって現れます。次から次へと犯罪を拡大させた麻原は、否定的な感情のエネルギーを全て外側に向けて放出してしまったのです。

 
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2015-04-13 : 機能不全社会 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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