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オウム真理教と責任転嫁

松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚は、一審の途中から意味不明な発言を繰り返したために、二審では実質的な審理が行われずに、最高裁で死刑が確定しています。一審では、地下鉄サリン事件のいわゆるリムジン謀議を井上嘉浩死刑囚が証言し、麻原の命令があったと認定されました。麻原自身は何も証言しなくなったので、その他の事件も含めて麻原が指示を出していたのかどうか、幹部信者の供述だけで裁定していいのかといった批判がありました。

最近の報道によれば、捜査段階の麻原は饒舌で、すべての事件は幹部信者が暴走して起こしたと主張したそうです。最初から幹部信者を操作して、自分では責任を負わずに済むように計算していたのです。特に、後に刺殺された側近の村井秀夫を重用して、何事も村井に仕切らせています。ところが、公判では逃げられそうもないと悟って、黙ってしまいました。何事も女房にやらせておきながら、都合が悪くなるととぼける機能不全な父親そっくりです。

麻原は、信者を操作するために階級社会を作りました。信者は、何事も自主的に申し出なければ、階級社会で出世できなかったはずです。だから、共依存関係における自主的は「自発的」ではありません。それをマインドコントロールと呼ぶのかもしれませんが、支配者に服従しなければ酷い目に遭わされると信者は学んでいます。機能不全家族に育った子供が、親の顔色をうかがって先回りし、親を喜ばせようとするのと同じです。親から仕込まれたであろう責任転嫁の手法を麻原はしっかり受け継いでいました。

そして、その責任転嫁はすべての信者も行なっています。自分は知らなかった、関わらなかったから責任がないと。とんでもない!末端の信者が貢いだ財産やただ働きという報酬を使って、教団はサリンの原料を購入し、様々な活動を行なっていたのです。刑事事件に問えないだけで、一人ひとりに責任がないわけがありません。だから、現在も活動している「アレフ」や「ひかりの輪」の信者は、再び同様の事件を起こす危険性を持っているのです。

 
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2015-04-08 : 機能不全社会 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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