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オウム真理教・林郁夫の生育歴

幹部信者であった林郁夫受刑者は、慶応大学医学部卒のエリート心臓外科医でした。彼も多くの犯罪を犯していますが、無期懲役確定後に出版した自著の冒頭で、子供の頃の出来事を綴っています。その中に、開業医である父親が、小学校入学前の彼を殴り、柱に縛り付けて叱ったという話がありました。また、調剤室からお金を盗んだ彼を父親は無視したという話も出ていました。林は、そのエピソードを懐かしんでいるようで、腹を立てている風ではありません。むしろ、幸福な幼少期を過ごしていた自分に酔っているようであり、自分の親を庇っているようでもあります。

しかし、私には冷たい父親像が浮かんできました。親に叱られたとか叩かれたという思い出は多くの人が持っていると思いますが、真っ当な親が子供を殴ったり縛ったりするでしょうか。また、林少年は水飴か何かを買いたかったけど、その理由を言えなくてお金を盗んでいます。水飴のような駄菓子を親は認めないということでしょう。彼はそんな親に構って欲しかったのに、親は彼を無視したのです。要するに、言い聞かせようという姿勢や融通を利かせるという態度がなさそうで、とても窮屈な家庭だったのではないかと私は想像します。

だから、林は、自分の代わりに誰かを救おうとして、医師になり宗教活動にのめり込んだのでしょう。しかも、一緒に入信させた妻に暴力をふるったり、同僚の看護士と不倫関係になったりするとは煩悩の塊ではありませんか。大切なのは自分で、宗教を利用して正当化しようとした挙げ句に、最後は社会に向けて鬱憤を晴らしてしまいました。林が麻原に操作されていたという解釈は間違っていませんが、麻原に操作させたという自覚を林は持っているのでしょうか。無期懲役という温情判決を受けても、自分が犯した罪を林郁夫は理解していないと思えてなりません。

 
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2015-03-25 : 機能不全社会 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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