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オウム真理教と機能不全家族

今日で地下鉄サリン事件が起きてから20年が経過しました。私は、たまたま地方に出張していたために事件に巻き込まれずに済みましたが、地下鉄で都心の企業に通勤していたので、自分が被害に遭っていたかもしれません。「東京が大変なことになっている」という同僚の知らせでテレビをつけましたが、何がどうなっているのか事態を把握できません。それほど混乱した状況でした。

近年、地下鉄サリン事件ばかりに焦点が当てられますが、オウム真理教が起こした一連の事件では、信者へのリンチなども含めて29人が殺されています。おそらく、20代前半までの方々には歴史上の事件としか映らないのでしょう。けれども、50代の私には最近の出来事のように感じます。それに、機能不全家族や心的外傷に対する知識や経験を得た現在では、オウム真理教の麻原彰晃や信者がどのような心理を抱えていたのか良く理解できるようになりました。

彼ら彼女らは、一言で表わすならば「機能不全家族」と同等の集団です。「機能不全宗教」と呼ぶ方が適しているでしょうか。「教祖」は支配されたがる若者を集めて専制君主となり、信仰したり出家したりしたはずの若者は慣れ親しんだ環境に溺れたのです。操作、共依存、責任転嫁、権力志向、虐待など機能不全家族の特長は随所に見られます。

最近の報道によると、オウム真理教から改称した「アレフ(Aleph)」や分裂した「ひかりの輪」に入信する若者が増えているそうです。それは、機能不全家族が増えており、そこから逃げ出して機能不全宗教に鞍替えする若者も増えているという現れです。いわゆるカルト宗教は、親から虐げられた子供達の避難場所なのです。機能不全家族や毒親を根絶やしにしないかぎり、オウム真理教のような危険な集団はなくなりません。

   
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2015-03-20 : 機能不全社会 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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