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執行猶予という相場

もう、ニュースにする価値もないのか、父親が娘を殺害した事件の判決はほとんど報じられませんでした。今回も裁判所は、精神疾患などを抱えている子供を親が殺しても良いとお墨付きを与えました。執行猶予という実質無罪が完全に相場になってしまったようです。このような殺人が許されるなら、殺人事件の被害者遺族が報復のために犯人を殺害しても、執行猶予にしなければならなくなります。

殺害の77歳に刑猶予の判決 アルコール依存症の娘 東京地裁立川支部(アピタル)

心にトラブルを抱えている者は、その原因が自分の幼少期の生育歴にあるとは知りません。自分の問題に向き合わざるを得なくなって、初めて過去を振り返れるようになり、不適切な養育を受けていたと気付かされるのです。そうやって回復できない場合には、無意識によって自分の人生を失敗させることで子供は親に報復します。それしか方法がないからです。

娘がアルコール依存症になった原因は何でしょうか。もしも、娘が父親から何らかの被害を受けていたとしたら、この父親がアルコール依存症を引き起こし、口封じを行なったことになります。娘を殺すような父親が、真っ当な養育を行なっていたのでしょうか。死人に口無しの裁判で、被害者の生育歴が検証されるとは思えません。裁判所の判断には甚だ疑問が生じます。

 
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2015-03-16 : 機能不全家族 : コメント : 6 :
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Re: 「親はなくとも子は育つ」について
「ダメダメ家庭の目次録」の管理人さん、こんばんは。

「親がいるだけでは子は育たない」っていうことですよね。「毒親より他人」とかどうですか。(笑)一般的にはこんな解釈だと思いますが、これは不幸にして親を失った子供を想定しています。
http://kotowaza.avaloky.com/pv_fam09_02.html

お母様は諺を正しく理解されていないのでしょうが、それ以前に子供の気持ちに寄り添っていない気がしました。不幸にして機能不全家族・一族に生まれ育っても、外側の大勢の大人と関われれば傷は浅くなるのかなと思ったりします。
2015-03-23 19:48 : 清水賢一 URL : 編集
「親はなくとも子は育つ」について
こんにちは。
「ダメダメ家庭の目次録」の管理人です。

ある言葉について、なかなか書く場所がなく、申し訳ありませんがこの場をお借りしたいと思います。

「親はなくとも子は育つ」
古くからこの国にあることわざです。
親がいなくても、子供はしっかりと育っていくものだ。
あるいは、社会が育ててくれるものだ、という意味でしょうか。

明日は父親の命日です。
私の父親が30年前に死去したとき、母親がこのことわざを私にたびたび言っていました。
その結果、どうなったか。
ほかのきょうだいは、アルコール依存症など、社会不適応の末、この数年の間に40歳前後で早世した。
生き残って、社会人としてなんとか生きているのは私のみ。
ちなみに、父親の死後、母親は、
「生活に困窮していて身を粉にして働いていた」
わけではありませんでした。
だから、「女手ひとつ云々」というステレオタイプな言葉で美化あるいは正当化されがちな、母子家庭とは全く異なっていた。
私は、明らかな暴力を親から受けていたわけではなかったが、幸せでは決してなかった。常に生きづらかった。

「親はなくとも子は育つ」
こんな言葉が大手を振ってまかり通っているかぎり、この国から虐待やネグレクトはなくならない。

「親はなくとも子は育つ」
そんな無責任な言葉に対して、誰もが、
「それはネグレクトの言い訳だよ。」
「そんな言葉を口にする人は、子供を持つ資格はないよ。」
と言えるようになってはじめて、
幼児虐待やネグレクトといった、機能不全家族の問題に、解決の見通しがつけられるのではないでしょうか。
2015-03-23 14:44 : ダメダメ管理人 URL : 編集
Re: No title
そうですね。ろくでもない親が一定数いるんだと誰もが知るべきですね。
2015-03-21 17:30 : 清水賢一 URL : 編集
No title
母性、父性が誰にでもあるものというのは、思い込みですよね。
2015-03-20 20:34 : そら URL : 編集
Re: 今度こそ
そらさん、こんにちは。
100%ではないにしても、99%の親は健全な子育てをやっていると世間は思いたいのでしょうね。特に、親の立場で機能不全家族を認めるのは難しいのかもしれません。でも、ネット上を見れば被害を受けた大人が大勢いると簡単にわかるのですが。

心の問題に携わる人以外は、アルコール依存とか薬物依存といった表面的な視点しか持ちません。仰る通り、犯罪者の生育環境をもっと明らかにすべきです。そらさんが指摘していた、乳幼児期の無意識が自分の問題に向き合うのを邪魔して、注意力散漫にさせるというような考えは、とてもわかりやすかったです。それが嗜癖ですよね。

真由美の母親は、生後半年程度の孫がむずかったら「この子は悪い子ね」と繰り返しました。ということは、真由美は毎日繰り返し「この子は悪い子ね」と言われ続けたはずです。また、あるDIDの方は、乳児期から母親にほとんど抱かれずに育ったそうです。そういう親が少なくないという事実をもっと社会は知るべきです。
2015-03-20 08:46 : 清水賢一 URL : 編集
今度こそ
清水さん、こんばんは。
昨日、投稿したのですが、禁止用語が含まれているらしくエラーとなったので、それっぽいものを平仮名にしてみました。
------------------

あとどれだけの子が密かに親の犠牲になって、精神を病み、生き辛さを抱えれば、問題が明らかになるのでしょうね。

私のように「普通」に紛れた人間の心の中は、なかなか開示する機会はありませんが、犯罪者全般の生育環境の統計を取るだけでも、問題の一端が明らかになるような気がします。
親をころすという特異な事例でなくても、犯罪を犯すというのは普段から生き辛さや孤独を抱えているはずだと思うので。
2015-03-19 19:36 : そら URL : 編集
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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