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いじめの本質

学校でも職場でも、「いじめ」という問題がなくなりません。セクハラ、モラハラ、パワハラと呼ばれるような行為もいじめの一種と考えられますので、社会に広く蔓延していると言ってもいいでしょう。そこにはいじめる側といじめられる側の人間がいるわけですが、いじめという言葉で単純化することに私は違和感を覚えます。

いじめとされる行為に暴力が伴うならば、暴行や傷害として明確化すべきです。物を隠すならば窃盗、性的な接触があるならば強要や強姦、暴言を浴びせられたならば侮辱。加害者側に都合の良い、ぼかした解釈は、かつて性犯罪を「いたずら」と称していた状況と同じではないでしょうか。被害の程度を軽くする印象を与えるとともに、本質的な要因を隠してしまいます。

だから、加害者が弱者を攻撃する理由について、適切な解説が行なわれていません。学校や会社での出来事だけに目を向けても、根本的な解決にはならないのです。加害者は、常に攻撃する相手を捜しています。自分よりも強い者には絶対に攻撃しません。なぜか。それは、自分が親や養育者から受けた攻撃に対して反撃できず、その矛先を弱者に向けているからです。つまり、いじめとされる加害行為の裏には、加害者が被害者として生きている生育歴があるのです。

支配と服従といったコミュニケーションを擦り込まれ、幼少期から抑圧された感情を抱えているために、加害者はその鬱憤を放出しなければ治まりません。同様に抑圧されて育った、泣き寝入りしやすい弱者を見つけ出す能力にも長けています。こうした加害者本人の無意識を意識化しなければ、「いじめ」と称される加害行為はなくせないでしょう。社会は乳幼児期の養育にもっと関心を払うべきです。

 
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2015-02-04 : 機能不全社会 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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