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ホームレスの本質

ホームレスについて、世間の大半の人は人生に失敗したかわいそうな人だと思っているでしょう。確かに、日雇いの肉体労働者が、若い頃や景気が良かった頃に蓄えもせず、年金も払わずにいたためにホームレスになっている場合が多いかもしれません。あるいは、過去にはそれなりに資産があったものの、事業に失敗したりリストラされたりして一家離散となった場合もあるかもしれません。

しかし一方で、ホームレスであっても精神的な満足度が高いと思われる人も多く存在します。彼ら彼女らは自尊心が高く、経済的に満たされない状況であっても幸福感を保ち続けられるようです。ホームレスになった理由は人それぞれでしょうが、誰からも支配されずに自由に生きている現状を肯定的に受け入れています。自分の人生の責任を誰かのせいにするのではなく、自分で負っているからこそ到達できる境地でしょうか。

そして最近では、ホームレスの若年化が進行しているようです。20代、30代のホームレスも珍しくないようですが、彼らに共通しているのが元々居場所がなかったであろう生活です。仕事や住居のあてもなく東京に出てきたり、派遣労働者として仕事と住居を同時に失ったりして、ホームレスになっているようです。その若さなら親も生きている場合は多いだろうし、出身地には知り合いも多いでしょう。けれども、こうした人々は助けを求めようとしなかったり、困難を切り開こうとしなかったりするように感じます。

以上のように、ホームレスと言えども生育歴によって内面はかなり異なります。しかも、本人に責任を求めるべきではない場合もありそうです。だから、自尊心が低いホームレスにとっては、衣食住を提供するだけでは十分な支援になりません。自分の生育歴に向き合って、これまでの人生を肯定できるように導かなければ、今後の人生を肯定できるように生きられません。

 
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2015-02-02 : 機能不全社会 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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