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C-PTSDと解離性同一性障害

解離性同一性障害(DID)とは多重人格のことだと理解している精神科医やカウンセラーは多いと思いますが、それはかなり未熟な解釈です。複数の人格が一人の人間に存在するという現象ではなく、感情や記憶、意識が繋がりを失っている状態に問題があると理解できなければ、適切な対応はできません。向精神薬で解離を抑えるとか、うつ症状を改善させるなど言っている精神科医は未熟者の典型で、何の根拠もない頓珍漢な投薬を治療と称している詐欺師のようなものです。

乳幼児期から少年期に渡る虐待とC-PTSDの因果関係を正しく認識していれば、DIDに見られるさまざまな後遺症に向き合えます。拷問のような出来事によって生じた、極めて強い感情にも共感できるようになるでしょう。心の奥深くに封印した情動を慎重に取り出して、優しく癒せるようにもなるはずです。治療者という位置付けではなく、支援者として本人の能力を発揮できるように導けば良いのです。

つまり、DIDを特別視する必要はありません。心が傷付いている人がいたら、人として向き合うのは当然で、うつ症状であろうと嗜癖であろうと何ら変わりはないはずです。C-PTSDという概念の中に軽傷から重傷まで存在するという、程度の違いであって、心的外傷という根本的な仕組みに違いはありません。極限状況に対する防衛反応の一つとして、解離して生き残ったのです。DIDは最も重い心的外傷ですが、永遠に癒せない心の傷はありません。必ず自分という存在を取り戻せます。

 
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2015-01-26 : 解離性同一性障害/解離性同一症/多重人格(DID) : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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