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C-PTSDとアダルトチルドレン

不健全な養育の核心は情緒的な虐待です。言葉や態度による暴力と言っても良いでしょう。こうした攻撃が長期間続いた結果、子供は自尊心が低くなり、対人関係を上手く作れなくなります。人の顔色をうかがったり、ストレスから過食に至ったり、安心するために自分を傷付けたりする行為はすべて反応です。だから、アダルトチルドレン(AC)とされる状況は中程度のC-PTSDだと解釈すれば、当事者も対応しやすくなるのではないでしょうか。

反応をなくすためには何が必要でしょうか。誤った認知を個々に正すという考え方もあるとは思いますが、もっと大局的に見れば安心感の醸成が何よりも重要です。なぜなら、誰かから何らかの攻撃を受けるから防御が必要となるのであり、過剰に防御している状況がPTSDの反応だからです。誰からも攻撃されない安全で安心な状況が当たり前になれば、不適切な反応も減るはずです。

では、どうやって安心感を醸成するのか。最も確実で単純な方法は、乳幼児期から人生をやり直す、人生の上書きです。そして、攻撃を行なった養育者から精神的に離れることです。この二つを同時に成立させるためには、ACの良き理解者となるパートナーと生活を送るのが一番でしょう。共依存ではなく、ACが育ち直ろうとする姿勢を支える関係でなければなりません。人生のやり直しは簡単ではありませんが、複雑にする必要もありません。絡み付く親を捨てて、自分の人生を獲得すべきです。

けれども、そんなパートナーがすぐに見つかるとは限らないし、毒親の妨害を受けるかもしれません。そういう場合は、実力のあるカウンセラー、セラピストを見つけ出して、鬱積したまま残されている感情を昇華しましょう。日々の出来事や周囲の人から少しずつ安心を得られるようにしましょう。自尊心が芽を出せば、自分で自分を育てるために水や肥料をやれるようになるはずです。

 
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2015-01-21 : 解離性同一性障害/解離性同一症/多重人格(DID) : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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