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C-PTSDの事例:後編

前回、マンション上階からの騒音被害について説明しましたが、これも理不尽な暴力の一つです。突然、何の前触れもなく「ドシン!」「ドンッ!」「ガンッ!」とやられても、私には反撃さえできません。上から叩かれる状況は本能的に危険を感じているはずで、心理的なダメージはかなり大きくなります。

マンションの騒音問題は、経験しないと本質を理解できないでしょう。騒音というと大きな音を想像しがちですが、上階からの打撃音は音量が大きいわけではありません。打撃音は周波数が低く、振動として脳に直接入ってくるような感覚です。それが頻繁に繰り返された結果、不快感や怒りをもたらすのです。その証拠に、すぐ近くの線路を走る電車の大きな音は少しも気になりません。

さて、上階からの騒音がなくなっても私の問題は解決しませんでした。居酒屋の板張りの床を歩く「ドンッ!ドンッ!ドンッ!」といった音に苛つくようになってしまいました。鉄道の高架下にあるカフェで珈琲を飲むのも嫌になりました。運動会や盆踊りから響いて来る太鼓の音さえ腹が立ちます。どこにいても、打撃音に対して不快感や怒りを感じる人間になったのです。

私の騒音被害は2年半程度で終了しましたが、その影響は現在も続いています。打撃音は決してノックアウトパンチにはならないのですが、ボディーブローの効果がありました。では、こうした被害を乳幼児期から10年、20年と受け続けたらどうなるでしょうか。恐怖を感じるほどの重いボディーブローを受け続けたらどうなるでしょうか。計り知れない後遺症が残るのは、誰の目にも明らかなはずです。

 
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2015-01-16 : 解離性同一性障害/解離性同一症/多重人格(DID) : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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