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子どもの未来を救え~貧困の連鎖を断ち切るために~

NHKスペシャルで「貧困の連鎖」について放送されていました。率直な感想を述べますが、あまりにも底が浅い内容でがっかりしました。私はNHKスペシャルは質の高い番組だと捉えていますが、この特集では何も本質を伝えておらず、制作者のレベルの低さがそのまま番組に反映されたようです。

子どもの未来を救え~貧困の連鎖を断ち切るために~(NHK)

特に気になったのは、「シングルマザー」をやたらと強調していながら、シングルマザーが経済的に困窮する理由を少しも探っていない姿勢です。マスコミ全体に共通していますが、父親の責任を微塵も問わない態度は理解に苦しみます。この特集でも一切言及していませんでした。父親が養育費を払っていれば、少しは生活が楽になるはずです。酒や煙草、ギャンブル、趣味、女に使っているであろう金銭を父親から取り上げるように促したらどうでしょうか。養育費を強制的に徴収する国もあると聞きます。

そして、もう一つの見落としは母親の責任です。母親は自分の感情がどうあろうとも、子供のために父親から養育費を獲得しなければなりません。困難に対処せずに逃げてしまう背景には自尊心の低さがあるのでしょうが、その態度は子供に連鎖してしまいます。そう、貧困の連鎖ではなく機能不全家族の連鎖です。安易な結婚や妊娠、離婚、対人関係、孤立などすべての原因は生育歴にあるはずです。

 
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2015-01-07 : 機能不全社会 : コメント : 2 :
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Re: いわゆる「子供の貧困」の本質
「ダメダメ家庭の目次録」の管理人さん、こんにちは。

マスコミは一流と言われる大学を出た人だけで構成される「村」なので、下層にいる人達の本質を理解しづらいのだと思います。お金がないから塾に行けず、良い大学に入れなくて、給料も安くなって、それが連鎖しているというのが、現時点での彼ら彼女らの理論です。

しかし、私は塾に行ったことがなく、一流大学を出ていなくても、東大卒の同僚がいる職場で同等の給料を得て働いていました。学歴なんて幸福には関係ないし、収入を保証するわけでもありません。職人や商売人として高収入を得ている人はいくらでもいます。自分の人生を成功させてはいけないと擦り込まれた人達が、結果として貧困になっているだけで、その機能不全な養育が連鎖している状況がエリートには見えないのでしょう。
2015-10-24 16:07 : 清水賢一 URL : 編集
いわゆる「子供の貧困」の本質
こんにちは。
「ダメダメ家庭の目次録」の管理人です。

今週、読売新聞の社会面に「『貧困 子供のSOS』第3部」が掲載されています。
記事を抜粋したブログを見つけたので、リンクを張っておきます。
http://blog.livedoor.jp/natukusa524/archives/45767070.html

今週掲載されている、このコラムの一連の記事にも言えることなのですが、
マスメディアは、「家庭問題の原因の多くは貧困にある」と主張しているように感じます。
それはある意味真実でしょう。貧困が人の心を荒ませることは事実でしょう。
しかし貧困がほかの原因を覆い隠してしまう危険性も少なからずあると私は思います。

では、貧困が解消すれば、家庭問題の多くは解決するのか。
そんなはずはないでしょう。
それこそ、子供に金品を渡すだけで実質的にはネグレクト、というケースが出てくると思います。
というか、実際に存在しているでしょう。
ただ、社会問題として表面化していないだけ。マスメディアが取り上げないだけ。

ですから、貧困を解決すれば、
「家庭問題の多くは解決する。」
「若くして妊娠して捨てられてシングルマザーになることも、防げる。」
「親が生活に困窮した結果、精神的に余裕がなくなり、子供に暴力をふるうことも、防げる。」
と結論付けるのは、問題の本質から目を背けることになる、と私は思います。

あなたが本文で書かれているように、「困難に対処せずに逃げてしまう」ことが本質であると思います。
いくら満たされない気持ちが強くても、結婚もしていないのに子供をつくってはならない。
いくら満たされない気持ちが強くても、子供に暴力をふるってはならない。
いくら満たされない気持ちが強くても、その不満を子供で解決しようとしてはならない。
といったことが、できていないことが、本質であると思います。

また、政府が進める「少子化対策」と「子供の貧困対策」は、本質的には矛盾するものであると私は思います。
前者は、「なるべく多く子供を作ること」
後者は、「適切な養育環境を提供できない可能性の高い人は子供を作らないようにすること」
だからです。
そして、往々にして、「適切な養育環境を提供できない可能性の高い人」が子供を多く作りがちである。
それこそ、貧困であるにもかかわらず、子供は3人以上のきょうだい構成だったりする。
この「少子化対策」と「子供の貧困対策」の本質的な矛盾については、マスメディアはまず指摘しないでしょうし、気づいている人も多くないような気がします。

だからこそ、同じことが繰り返される。
2015-10-22 15:06 : ダメダメ管理人 URL : 編集
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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