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殺人犯に執行猶予の続報「娘との同居 私も命がけ」

三男を殺した父親に執行猶予付きの判決が下されたという記事の続報がありました。やはり、地裁の判決で確定してしまったそうです。殺された子供には、殺されるほどの理由があったとは思えませんし、殺人が正当化されていいはずもありません。私は「殺人犯に執行猶予判決」と題して当ブログで取り上げましたが、今回の続報では、ある親の一方的な言い分がそのまま掲載されています。

「娘との同居 私も命がけ」という見出しで紹介されている事例は、私からすれば典型的なボーダーと機能不全家族に見えます。世間体が大切で、判で押したように警察や医療に頼ろうとしている母親。自分の生活を優先しているだけで、娘の幸福を願っているようには思えません。強制的に閉鎖病棟に入院させられた娘はどう感じているでしょう。この記事では、母親の一方的な訴えを載せているだけで、長女に取材した形跡はありません。

いったい、この記者は何を見ているのでしょうか。言葉は悪いのですが「おめでたい」と言いたくなるほどの知見のなさです。ジャーナリズムが衰退していると感じるのは私だけでしょうか。自分で調べて、深く洞察して、多面的な見解を提示するのがジャーナリストの役割だと私は考えていますが、これでは取材の垂れ流しです。なぜ、マスコミは機能不全家族に考えが至らないのでしょう。

 (朝日新聞2014年12月30日より引用)
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2015-01-05 : 機能不全家族 : コメント : 4 :
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No title
「ダメダメ家庭の目次録」の管理人さん、こんにちは。

本当に仰る通りです。ここで取り上げたのは朝日新聞ですが、従軍慰安婦問題だけではなくて記者の教育そのものに問題があるのではないかと感じました。

この記事の後で、民主党政権の時に「放射能付けちゃうぞ」と大臣が発言したという報道を思い出しました。その大臣は発言を否定しているのに電波や紙面では無視してしまい、メディアスクラムで攻撃しましたよね。

それ以外にも、沖縄の女子小学生が強姦された事件を「詳細には知らない」と答えた大臣を攻撃するために、市民の「あの事件を知らないとはけしからん!」的な発言を引用しています。性犯罪事件の詳細を第三者が知っていたら大問題なのに。

テレビのインタビューの場合は顕著ですが、先に自分達の言いたいことがあって、都合のいい回答だけを放送しています。自分たちが正義だと信じて疑わないのでしょうね。

今回の後藤健二さんの行動も、私は批判されるべきだと考えていますが、マスコミは一切批判しません。救出しようとしたのは、機能不全と思われる家庭に生まれ育って、自殺未遂して、自分探しにイラクに行ったド素人です。国家や国民が迷惑を被るであろうことは容易に想像できます。おまけに、後藤さんの母親を見たら、こっちも機能不全家族?といった状況ですから、私と同じように思った人は多いはずです。
2015-01-31 15:15 : 清水賢一 URL : 編集
「正しいこと」と「多面的な視点や見解」と
こんにちは。
「ダメダメ家庭の目次録」の管理人です。

>多面的な見解を提示するのがジャーナリストの役割

残念ながら、ジャーナリストの人たちは、

「『自分が正しいと信じることを伝えること』が使命である」
と考えている人がほとんどなのではないでしょうか。

最近、日本人ジャーナリストが「イスラム国」に拘束されていることが、連日のようにニュースになっていますが、それに関する新たな視点を提示したネット上のコラムを読みました。

「イスラム国人質事件を、日本がヨルダンを「巻き込んでしまった」という視点で見てみると・・・」
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150130-00041928-biz_gendai-nb&ref=rank

日本のジャーナリズムからすれば、「拘束された日本人ジャーナリストを救出すること」は「正しいこと」であるわけですが、「(軍のパイロットがイスラム国に拘束されたという問題を抱えている)ヨルダンを巻き込んでしまったため、パイロットの救出を困難にしている」という視点や見解は、日本のジャーナリズムからは伝わってきません。
「日本がヨルダンを巻き込んでしまった」という視点は、日本のジャーナリズムからすれば、「正しい視点」ではないのでしょう。

機能不全家族の問題にしても、「親を批判すること」「自身の出身家庭を冷静に分析すること」は、ジャーナリズムからすれば、「正しいこと」ではなく、「当人に関する問題は、出身家庭に問題があっても不問にし、当人の自己責任で処理する」ことが「正しいこと」であるわけです。
新聞の家庭欄を見ても、「きしむ家族」なるタイトルを目にしたことはありますが、「機能不全家族」という用語を目にしたことは、少なくともこの数年、一度もありません。

「正しいこと」と、「多面的な視点や見解」とは、相反するのでしょう。

こちらの、「ダメダメ家庭の目次録」の記事もお読みいただければ幸いです。
「学術的な視点」
http://kinoufuzenkazoku.hariko.com/09-07/09-07-13.html
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2015-01-31 13:55 : ダメダメ管理人 URL : 編集
Re: No title
そらさん、こんにちは。
確かに私自身も自分が機能不全家族に関係しなければ、毒親を知らなかったでしょうし、理解もできなかっただろうと思います。しかし、新聞社には社会部なる専門部署があり、さまざまな情報が集まるのですから勉強して欲しいですね。現代社会が抱える問題の多くは、機能不全家族に起因していると。

また、カウンセラーの大半は自称にすぎませんし、自分の問題が未解決な人達です。だから、他者の問題を解決することで自分の問題を解決しようとするのですが、上手くいくわけがありません。そらさんが仰る通り、世間の認知度が上がって、専門家の質が向上して欲しいものです。
2015-01-06 12:25 : 清水賢一 URL : 編集
No title
清水さん、こんばんは。
親子関係による被害がいかに深刻なものか、殺人に至るケースは氷山の一角であること、それらがマスコミによって社会問題化するところまでいけばいいのですが、記者も一般読者・視聴者も圧倒的に機能不全とまでは言えないある程度健全な家庭に育っていると、難しいのかな、と感じました。

私としては、直接当事者と関わる立場のカウンセラーの質、日本の心理学の遅れも何とかならないものかと思います。
嗜癖が我慢でやめられるものではないということすらわからないカウンセラーの方もいました。

それでも、最近は、幼少期の愛情不足が認知の歪みにつながるということを、随分多くのカウンセラーが提唱してきています。
世間の認知度にも繋がるかなと思うので、専門家の質と数が向上すればいいなと思います。
2015-01-06 00:01 : そら URL : 編集
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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