fc2ブログ

PTSDの事例:中編

交通事故の2〜3日後、私はタクシーで仕事の打ち合わせに向かっていました。すると、一瞬にして心臓が破裂するのではないかと思うほどの、強い鼓動に見舞われました。ドッキンドッキンとしばらく収まりません。原因は、片側3車線の広い道路を走っている時に、左側の道路から自転車が現れたことです。

その自転車はスピードを出していたわけではありません。普通に交差点で止まりました。私はタクシーの後部座席にいて、運転していたわけでもありません。当然、自転車とタクシーが接触しそうになるはずもなく、何一つ危ない状況はありませんでした。にもかかわらず、私の視界の端に自転車が映っただけで、瞬時に身体が反応していたのです。

私は飛び出し事故の被害に遭ったために、左から物体が現れると瞬時に反応する身体になってしまいました。左から何かが現れたときは危機だから、瞬時に対処が必要で、前頭前野で考える余裕などないと、動物としての原初的な脳、脳幹かどこかに擦り込まれたわけです。そして、同時に恐怖や不安、回避、反撃といった心理状況も発生するように仕組まれてしまいました。

それ以来、自分が運転しているときには、交差点や合流地点などで、左から何かが現れた途端に、私は急ハンドルや急ブレーキで対処するようになりました。右側の車に衝突するかどうかなんて判断していません。後ろの車が追突するかどうかなんて気にしていません。勝手に身体が動きます。前頭前野に情報が到達する前に行動しなければ、敵にやられてしまうのです。これが、PTSDの反応です。その反応は自己防衛であり、危機から身を守るために過剰な反応となるのです。

 
スポンサーサイト



2014-12-13 : 解離性同一性障害/解離性同一症/多重人格(DID) : コメント : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

カレンダー

01 | 2024/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -

推薦図書

ブログ内検索

アルバム

にほんブログ村

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ にほんブログ村 家族ブログ 家庭崩壊・機能不全家族へ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アダルトチルドレンへ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 解離性障害(解離性同一性障害など)へ

人気ブログランキング