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PTSDの事例:前編

私が軽度のPTSDになった原因は交通事故です。その日、私は入院している父の見舞いに向かっていて、自分の車で慣れていない道路を走っていました。途中、道を間違えてしまい、最初は片側1車線だった道路が狭い路地に行き当たったので、わざわざ引き返していました。

路線バスが通る片側1車線の広い道路に戻り、信号で停止した後で走り始めてしばらくすると、左側の路地から全速力の自転車が目前に突入してきました。急ブレーキをかけましたが間に合うはずもなく、車のフロントバンパーで自転車に乗っていた若い女性を跳ね上げ、彼女はフロントガラスの右上に頭部を激突して、宙を舞って5メートルほど先の道路の右側に落ちました。

私は一瞬呆然となりかけましたが、すぐに彼女の元に駆け寄ると、彼女は立ち上がって「ごめんなさい」と謝りました。しかし、頭部を強打しているので、その場に座らせて救急車を呼びました。見た目には左足の踵が3cm位パックリと割れているだけで出血もなく、他に怪我をしている様子はありません。その後の現場検証でわかりましたが、自転車のペダルがチェーンケースに食い込んでおり、幸運なことにバンパーは身体に当たっていなかったのです。

救急車が彼女を搬送して少しすると、大勢いた見物人の中から中年の男性が現れました。彼女の父親でした。駅で待ち合わせていた娘が来ないので、心配になって自宅の方まで戻って来たのです。女子高生の彼女は時間に遅れて急いでいたのでした。

私は警察の現場検証の後で、ドキドキしながら自分で運転して警察署に行き、事情聴取を受けました。もう、父の見舞いに行く気にはなれず、そのまま帰宅しました。私の後ろを走っていたタクシー運転手が目撃証言もしていたので、その後、法的な責任を問われることはありませんでした。翌日は気持ちが沈んだまま仕事をしていましたが、夜になって彼女の父親に病院での検査結果を聞くと、骨折などもなく、脳に異常もないとわかって安心しました。

 
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2014-12-11 : 解離性同一性障害/解離性同一症/多重人格(DID) : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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