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殺人犯に執行猶予判決

三男を殺した父親に執行猶予付きの判決が下されました。判決が報じられた時点で気にしていたのですが、続報がありましたので紹介します。執行猶予とは実質的には無罪と変わりません。毒父にまんまと騙された裁判員と裁判官は何を審議したのでしょうか。呆れるとしか言いようがありません。検察にはぜひ控訴して欲しいものですが、被害者の親族、つまり犯人が望まないというおかしな理由で控訴しないでしょう。

親に暴力をふるって嬉しい子供がいますか。自分の人生を棒に振りたい者がいますか。記事を読む限り、この息子は外部に対しては真っ当に振る舞えるのです。思春期に勝手に精神病になったかのような一方的な解釈がなされたのでしょう。息子は幼少期から向き合って来なかった両親にぶつかって行ったのに、両親は受け止めようとせず、拒否して警察や精神医療に放り投げたのではありませんか。母親も心中することしか考えておらず、機能不全ぶりがはっきりと見て取れます。愛情の欠片も感じられません。

息子には重度の障害があったとか、10年、20年と介護していたとか、やむにやまれぬ事情があったわけでもないのに、父親を免罪する理由はどこにもありません。父親は自分にとって都合の良い思い出話をしたようですが、息子にとっては、まさしく死人に口無しです。今回の事件で唯一救われるのは、警察と医療が安易な措置入院に同意しなかったことです。毒親の同意によって精神病院に措置入院させられ、人権無視の暴行を受けている子供は少なくありません。

実はこの事件とそっくりな事件が1992年に埼玉県の浦和で起きており、その裁判においても上記の裁判と同じような判決が下されています。幼少期から続いた毒親の操作や責任転嫁は、機能不全家族の外からは見えません。けれども、親に暴力を振るう人間に育てた結果責任と息子の人生を奪った責任について、両親は厳しく問われるべきです。健全な養育を受けていれば、親に暴力を振るうことなど有り得ないのですから。

 (朝日新聞2014年12月4日より引用)

浦和・高校教師夫妻による息子刺殺事件(オワリナキアクム)

  
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2014-12-07 : 機能不全家族 : コメント : 7 :
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非公開コメント

Re: 親がサイコパスである可能は?
この事件の詳細は不明ですが、サイコパスとされるような反社会的な機質ではなかったんじゃないですか。外面が良い親だったのだろうとは私も想像していますが。埼玉県の浦和の事件では、こうした人物を掘り下げていますが、同様に自覚のない自己中心的な父親だったのでしょう。

仰る通り、不適切な養育を行なってきた親はストレス源です。その親が反省して謝罪しないから、問題は解決しないのです。親の問題を子供に責任転嫁しているのに、執行猶予とは本当に許せない判決です。
2015-06-27 15:43 : 清水賢一 URL : 編集
親がサイコパスである可能は?
信じられない判決ですね。
親がサイコパスである可能は?と聞きたい。
その親が居るからこそ怒る事もある。
親から離れるべきでしたね。
親が子供には困ると言うと
世間は間違いなく子供を悪者にしますが、
本当は親がおかしい事もある。
サイコパスは、外では非常に良い人で通ってますから
見分けるのは難しい事です。
とにかく残念な事件です。


2015-06-27 02:01 : 匿名希望 URL : 編集
Re: 「父親 娘」さんの書き込みについて
「ダメダメ家庭の目次録」の管理人さん、丁寧なフォローありがとうございます。

措置入院に関して私見を述べましたが、私は緊急避難としての措置入院を全否定はしていません。やむを得ず選択せざるを得ない状況は有り得ると思います。しかし、様々な情報を見る限り、やるべきことをやらずに子供を監禁すれば済むと考えている毒親が大勢おり、そこに商売として便乗している病院も多くあると受け取っています。特に、パーソナリティ障害などの場合は親から離れるだけで、C-PTSDとしての反応のかなりの部分を避けられるはずです。

尊属殺人が否定された経緯を社会はもう一度認識すべきですよね。確かにスタートラインだったかもしれません。殺人罪を執行猶予にするなら、これだけの事情が必要という証明です。
http://yabusaka.moo.jp/yaita.htm
2015-04-19 12:26 : 清水賢一 URL : 編集
「父親 娘」さんの書き込みについて
こんにちは。
「ダメダメ家庭の目次録」の管理人です。

「父親 娘」さんの書き込みについてですが、要旨は、

「親は懸命に子育てしたが、娘は精神疾患を発症してしまった。措置入院がないと、どちらかが他方を殺害することになったかもしれない。」と理解しています。

 私は、上記サイトやこのサイトで既述したように、早世したきょうだいのうち一人は、アルコール依存症でした。社会人としてなんとか生きているのは私だけです。

 このきょうだいは、20代でアルコール依存症を発症する前、過食症・拒食症・飲酒運転による自動車事故・恋愛依存などのエピソードがありました。思春期から予兆となるエピソードは多々あったのです。

 「父親 娘」さんの三女さんについても、精神疾患を突発的に発症したのではなく、それ以前から多くのエピソードがあったのではないかと推察します。
 
 子どもに前兆となるエピソードが見られた時点で、親がどう対応するか。
 世間体を気にして、「見て見ぬふり」あるいは「臭いものにふた」をするのか。
 あるいは、世間体をかなぐり捨ててでも、子どもにしっかりと向き合うのか。
 そのどちらを選択するのかが、その後の子どもの状況に大きく影響するのだと思います。
 (昨年佐世保市内で、高校生の少女が同級生を殺害する事件がありましたが、加害少女の出身家庭は典型的な前者のパターンであったと私は理解しています。)

 また、措置入院についてですが、現状を来した責任の所在はともかく、自傷他害の恐れがある場合は、緊急的な対応としてやむを得ないと私は思います。もちろん、患者の人権に制約を加える対応であり、また、根本的な治療ではないため、その適応は厳密であるべきで、また最近問題となっている、指定医資格の不正取得に関しては厳しく対応されるべきとは思います。

 ここまで書いて、「尊属殺人」という言葉を思い出しました。
 刑法第200条に規定されている(現在は削除されている)、
「自己又ハ配偶者ノ直系尊属ヲ殺シタル者ハ死刑又ハ無期懲役ニ処ス」
という法律が、憲法に反していると最高裁で判断されたのは1973年です。

ここが、機能不全家族に対する戦いのスタートラインであったのかな、と私は思います。
もちろん、当時はそのような用語は存在しませんでしたが。
2015-04-18 14:43 : ダメダメ管理人 URL : 編集
Re: 精神障害者を持つ父親
「父親 娘」さん、貴重なご意見をありがとうございます。自覚のなさがよく顕われていますので、とても参考になります。

大半の真っ当な親子は殺し合わないどころか、憎しみもしないし、暴力を振るおうともしないし、物を投げつけようともしません。お互いを思い合って、本音でコミュニケーションしています。私は現在50代ですが、親に手を挙げようとか物を投げようなどと考えたことさえ人生において皆無です。経済的に自立しているかどうかなんて、家族の本質とは無関係です。

あなたは、自分の家で起きていることは異常だと理解できないようですが、娘はある日突然脳内にウィルスが侵入して精神障害になったとでも考えているのですか。そういう脳障害は存在しますが、記事のような状況とは異なります。家で暴れているような状況は、その人が乳幼児期から心的外傷を受け続けた現れです。にもかかわらず、殺人まで犯した養育者が免責されるなんて言語道断ではありませんか。

措置入院とは人権侵害行為です。そういう認識がないから子供を殺そうとするのでしょう。「処置入院」とは、ずいぶん自分に都合良く解釈した言葉ですね。聖マリアンナ医大病院では、大勢の精神科医が組織的に「精神保健指定医」の資格を不正取得していましたが、こうした連中に国は強制連行の権限を与えています。別居で済むはずなのに、話し合って決めればいいのに、親が支配し続けなければ気が済まないから強制したいのですよね。

私はパートナーの毒親から具体的な被害を受けており、毒親の実態を知っています。だから、あなたの文章を読んだだけで毒親であろうと推測できます。非礼を詫びることもなく、全て自分が正しいと思い込み、視野を広げようともせず、子供の幸福を少しも願っていないからです。私の出版物で機能不全家族について勉強されてはいかがでしょうか。当ブログでは、具体的な事実に基づいて精神医療を批判しているブログにもリンクしています。
2015-04-16 17:24 : 清水賢一 URL : 編集
精神障害者を持つ父親
毒親とは、如何なものかと思っております。
父親は、子供が社会に出て、社会活動に参加し、自立し社会経済活動をすることを期待しております。
親は子育てに懸命であります。東京の三男殺害事件も処置入院ができていれば、父親から殺害されることもなかったでしょう。殺害されるか、殺害するか修羅場を何度も経験した思いつめた結果であると思います。あなた様の文章では「今回の事件で唯一救われるのは、警察と医療が安易な措置入院に同意しなかったことです。」としていますが、私の場合も娘が処置入院していなければ、殺害し同様な結果となったとおもっています。または、殺害されていたかも知れません。いま、生きているからこぞコメントできるのです。あなた様は、親に経済的に頼らず、自立していると推察します。親としては、子供が自立して社会人として成長を願っています。同じ環境で3人の子供を成長させましたが3女が、精神障害を疾患しました。この病気に疾患しますと私たちと別世界の人間に変心します。精神障害の判定も2人の特別の資格を持った精神科医師が判定します。毒親の典型とは、あたた様は何様でしょうか? あなた様も親があって、あなたがこの世に存在するのです。あなた様の親は大変立派な方と推認します。
2015-04-15 18:41 : 父親 娘 URL : 編集
Re: 娘・妻から殺される
非公開コメントで、批判と受け取れる内容が寄せられましたので、この場で補足します。

統合失調症という精神科医の診断には、かなり誤診が含まれていると考えられますので、人口の1%が罹患するという説自体の信憑性は低いと私は考えています。また、精神医療にかかっていたならば、その人は向精神薬の副作用によって攻撃性が強められている可能性もあります。私がブログで題材とした記事は、私の経験によって機能不全家族に原因があると推定できましたので、執行猶予という判決を批判しています。子供が親を殺した場合には懲役刑が科されるのに、親が子供を殺した場合には一方的な言い分だけ採用され、執行猶予が付くのはおかしくありませんか。

さて、何ら意見を記述せずにURLだけ送りつける行為はその人物を表しています。URLには、読み手を少しも想像していない一方的な文章が羅列されていましたので、私は意図を理解するのに苦労しました。コメントをくださった方は話し合いができない毒親の典型だと思われますが、私は反対意見であろうとなかろうとスパム以外のコメントは掲載しています。ご意見がある場合は、公開か非公開かに関係なく、文章としてまとめて頂けないでしょうか。よろしくお願いします。
2015-04-08 13:48 : 清水賢一 URL : 編集
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

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