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擦り込まれた罪悪感は親に返す

アダルトチルドレンが抱える生きづらさには、罪悪感という否定的な感情もあります。同級生や同僚、友人と過ごしていて、自分の意見を主張せずに黙ってしまうような場面はありませんか。あるいは、いつも演じてばかりで、人から批判されないように振る舞っていませんか。こうした態度の背景には、「自分が悪い」「自分が我慢すれば上手くいく」といった潜在意識が隠されているかもしれません。

真由美の父親は、孫を利用して真由美に罪悪感を植え付けようとしました。最初の結婚では子供の幸福のために離婚するなと強要し、二度目の結婚では子供の幸福のために離婚しろと強要しました。支配できる相手かどうかが彼が考える婚姻の基準だったのに、「子供のため」という建前を振りかざして真由美を言いなりにさせたのです。おそらくは、30年も続く家族に対する支配の一端に過ぎず、真由美には抵抗する気力すら残っていなかったのでしょう。

このように、幼少期から「お前が悪い(俺が正しい)」「親に従わないなら認めない」「自分のことしか考えないのか」「お前のためを思って」という操作を繰り返されたら、誰でも自分の考えを主張しなくなるでしょう。潜在意識に罪悪感が擦り込まれれば、心の中は常にビクビクした状態になってしまいます。自分を責めたり怯えたりしている感覚が、現在のあなたに影響を与えているのです。

冷静に振り返ってください。あなたの親は、あなたの考えを尊重してくれましたか。あなたと喜びを分かち合ったことがありますか。親が犠牲となって子供に奉仕してくれましたか。あなたに謝ったことがありますか。あなたに向き合ってくれましたか。模範的で正しい親なんて絵空事かもしれませんが、少なくとも子供に害を与えているならば、その親は間違っています。あなたが抱えている罪悪感は人として正常な反応であり、責任を負う必要がない感情です。感情を手放すのは容易ではありませんが、あなた自身の判断と本能に従って親に返しましょう。

 
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2014-05-13 : アダルトチルドレン(AC) : コメント : 2 :
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Re: No title
絵に描いたような毒父ですね。
他の家で楽しく夕食をとる娘に嫉妬して、許さなかったのでしょう。
自分を肯定するために、周囲の全てを否定する典型的な思考です。
あみさんを尊重するパートナーを見つけて、幸福な家庭を作ってください。
2014-12-23 15:41 : 清水賢一 URL : 編集
No title
15歳のとき、頼まれたことを嫌がったら父親が激怒して「誰が金払ってやってると思ってるんだ。はむかうならこっちにも考えがある」と言われました。
それで「ああ、この人は家族に愛情があるわけではない、権力で従わせたいだけなんだ」と理解しました。
そのほかにも、転んだりしてケガをしたときは「みっともない」と怒られて、痛くてもその場を動くように強要されました。
「お前のためなんだ」とさえ言われたことがありません。
友達が言う「楽しい家庭」って本当にあるんでしょうか。
他の家で夕飯を取ることも許されなかったので他の家庭を知りません。
2014-12-23 02:01 : あみ URL : 編集
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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