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機能不全家族に育った子供には原因がわからない

北海道南幌町で女子高生の三女が母と祖母を殺害したしましたが、彼女は「しつけが厳しく、今の状況から逃れたかった」と供述しているそうです。報道各社はその言葉をそのまま報じていますが、近隣の住民へのインタビューを見る限り、彼女が受けた行為は「しつけ」ではありません。母親や祖母が使った「しつけ」という言葉を鵜呑みにして使っているだけです。

<母、祖母殺害>17歳少女 凶行の裏に虐待?(東スポWeb)

今回の事件では、しつけと称する家事労働が度を超していたようです。しかし、昔の日本なら子供が労働の一端を担うのは当たり前でした。田畑の仕事、薪割り、水汲み、子守りなど、当然のように親の手伝いをさせられていたわけです。現在でも開発途上国などでは、子供が家事労働を当たり前に行なっています。けれども、きつい家事労働を理由に両親や祖父母を殺す子供がいたでしょうか。

機能不全家族に生まれて育った子供には、自分の家庭が機能不全かどうかはわかりません。通常、家庭内の生活状況を比較する機会はなく、親の言動に対して疑問を持ちません。性虐待さえ、どこの家庭でも行なわれている行為だと思い込まされている場合があるのです。ところが、思春期頃になって自分の家庭がおかしいと気付くようになり、親子の問題として顕在化します。

殺人の原因は、三女が誰からも愛情を得られずに育ったことです。そもそも、三女の父親が離婚した主な理由は祖母にありそうです。祖母は嫌っていた父親を三女に投影して虐待したのでしょう。そんな祖母に育てられた母親も愛情を知らないはずです。まさしく機能不全家族の連鎖としか言いようがありません。子供達が追い詰められる前に助けましょう。健全な家庭と不健全な家庭の違いを早い段階で理解させて、このような悲劇を防がなければなりません。

 
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2014-10-05 : 機能不全社会 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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