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自己肯定感を高めるために

生きづらいと感じている人は自己肯定感が低く、自分を消してしまいたいとさえ思っている人も少なくありません。乳幼児期に親との愛着を形成できないと、不安や怒りだけではなく、寂しさ、悲しさ、諦め、恐れ、痛みといった否定的な感情が複雑に植え付けられてしまいます。その後の養育において、そうした感情が両親などによって癒されていれば、心の傷とはならずに済むでしょう。しかし、乳幼児期に不適切な養育を行なう親は、少年期においても不適切な養育を続ける場合が大半です。そのため、乳幼児期に種が蒔かれた否定的な感情は、少年期に深刻な傷となって残され、青年期以降に生きづらさとして表面化してしまうのです。

真由美は親から褒められた記憶がない、認められたことがないと話していました。いわゆる毒親である両親は、子供をコントロールしただけではなく、常に否定していたのです。自己肯定感は、自分の存在自体に価値があると養育者から認められて成立する感情です。何かができるようになった達成感、間違えても大丈夫だという安心感、自分が誰かに必要とされている幸福感などを積み重ねて獲得できます。つまり、自己肯定感の低さは、愛着形成に失敗して否定的な感情を植え付けられただけではなく、支持的な養育が与えられなかった結果だと言えます。

もちろん、様々な肯定感や否定感を抱えているのが人間です。けれども、肯定的な感情よりも否定的な感情が圧倒的に多ければ、生きる意味を見出せなくなっても仕方がありません。だから、達成感や安心感、幸福感などをできるだけ多く獲得して、自己肯定感を高めなければなりません。生きづらいと感じている人にとっては難題ですが、良き理解者がいれば乗り越えられるはずです。アダルトチルドレンは、その理解者を求めてパートナーなどに試し行為を繰り返すのかもしれません。あなたの行動には論理的な理由があり、回復のために必要な過程なのだと肯定しましょう。

  

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2014-05-09 : アダルトチルドレン(AC) : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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