FC2ブログ

熊谷市の6人殺害事件でペルーに捜査員派遣

埼玉県熊谷市で小学生二人を含む6人が殺害された事件で、鑑定留置中のナカダ容疑者に関する情報を集めるために、ペルーへ捜査員を派遣するそうです。ナカダ容疑者は当初から事件の記憶がないと主張しており、何らかの精神疾患が疑われているのでしょう。

ペルーに捜査員派遣へ 埼玉県警と地検、ナカダ容疑者親族から聞き取り(産経ニュース)

確かに、親族から聞き取りを行なえば、過去に虐待を受けていたと明らかになるかもしれません。しかし、その虐待がどのように影響しているのか、現在の容疑者の精神状態はどうなっているのかなど、刑事事件で扱えるほどの因果関係が判明するはずはありません。それはペルー人だろうと日本人だろうと変わりはなく、心的外傷と犯罪の直接的な関係なんて、本人を含めて誰にもわからないはずです。正直言って、ペルーに捜査員を派遣しても意味がないように思います。

事件の内容から察するに、容疑者は解離していた可能性があります。だからといって解離性同一性障害(多重人格)とは限らないし、心理的に逼迫したために一時的に解離しただけかもしれません。また、6人も殺害されたという事件の大きさからすれば、心神喪失で不起訴などという決着を遺族が受け入れられるわけがありません。捜査や鑑定を尽くした結果、責任能力が認められるという想定でしょうか。加害者や被害者が生じない社会を作るしか、予防策はなさそうです。

 
スポンサーサイト



2016-02-29 : 機能不全社会 : コメント : 0 :

検索結果に現れている機能不全家族

グーグル検索で検索結果が一つになるように言葉を入力するゲームが流行っているそうですが、サジェスト機能を使うと社会の傾向を見ることができます。検索結果は、ブラウザソフトや検索サイトの設定によって変化したり、使っている機器やIPアドレスなどの影響を受けたりするので一概に言えないのですが、私が自宅で「母親」と「父親」を検索した場合のサジェスト結果は以下の通りでした。

母親 誕生日プレゼント
母親 プレゼント
母親 うざい
母親 クリスマスプレゼント
母親 誕生日プレゼント 50代
母親 嫌い ストレス
母親 ヒステリー
母親 死ね
母親 夢占い
母親 殺す

父親 誕生日プレゼント
父親 嫌い
父親 プレゼント
父親 クリスマスプレゼント
父親 うざい
父親 殺したい
父親 夢占い
父親 英語
父親 クズ
父親 モラハラ

誕生日やクリスマスに何をプレゼントしようかと考えている人々がいる一方で、うざいから死んで欲しいと願っている人々も多く存在するとわかります。特に父親を嫌っている人の方が多そうですね。「うざい」という言葉は、親による過干渉や支配の反映でしょう。「ヒステリー」や「モラハラ」は感情や価値観の押し付けを想像させます。そして、「死ね」とか「殺したい」も上位にあるので、殺人事件の半数以上が家族間で起きるのも納得です。

そもそも、家族なんて問題を抱えているのが当たり前で、誰もが羨むような幸福な家族がどれほどいるのかなんて本当はわかりません。外面が良い親の方が機能不全家族を作る可能性は高いとも思います。でも、こうしたネガティブな検索を行なっている人は追い詰められていると自覚しましょう。こうした行為は、親との間に愛着が形成されていない証であり、心に傷を負っている現れです。

 
2016-02-26 : 機能不全家族 : コメント : 0 :

アダルトチルドレンは究極の感情労働者

川崎市の有料老人ホームで入所者を転落死させた元職員の男が逮捕されました。事故として発覚した当初から、誰もが事件を疑っていたでしょう。この件を踏まえながら、健康社会学者の河合薫さんが高齢者の介護現場について問題提起していました。

老人ホーム連続転落死に見る「介護崩壊」の予兆(日経ビジネスONLINE)

私はこの記事を読みながら、アダルトチルドレンは子供の頃から親を介護しているのだと気付きました。情緒的に親の世話をしているということは、河合さんが言う「究極の感情労働者」であり、「“傘”がない状態で、土砂降りの雨の中で戦わされている」状況です。

真逆の感情が自分の内部で激しくぶつかりあい、「抱くべき(抱きたい)感情」と「抱いた感情」のズレを修正できず、感情の不協和に陥り、燃え尽きたり、罪の意識にさいなまれたり、本当の自分が分からなくなったりと、極度なストレス豪雨でびしょ濡れになってしまうのだ。

河合さんにそのつもりはないはずですが、特に上記の一文は毒親によって受ける被害を見事に言い表しています。また、「バーンアウト」という言葉で説明している定義は、家族間の殺人事件にも通じる心理だと受け取れました。さっさと毒親を捨てないと、アダルトチルドレンは永遠の介護に取り込まれてしまいます。

 
2016-02-24 : アダルトチルドレン(AC) : コメント : 0 :

認知症の老人に睡眠薬や抗精神病薬を処方する理由

昨年末に、一般社団法人日本老年医学会が「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」を発刊したそうです。医療関係者を対象として、高齢者に「特に慎重な投与を要する薬」のリストが掲載されています。かつて、私の父親が肝臓がんを患っていた頃に、山盛りの薬のせいで泥酔状態のようになったことがありますが、多剤大量処方は日本中で日常的に行なわれています。

高齢者の服薬適正化にGL 安易な多剤併用に警鐘(DIAMOND男の健康)

この記事では正直に書かれていますが、認知症の老人に対して徘徊や攻撃性を抑えるために睡眠薬や抗精神病薬が使われているのです。つまり、厄介者の年寄りを寝たきりにさせて、本人の幸不幸などは考えずに、ただ死を待つような「治療」を家族が望み、医療者が協力しているわけです。はたして、それは認知症の老人だけに言えることでしょうか。すべての精神薬が不要だとは言いませんが、精神医療とされる行為にも似たような動機があると私は考えています。

 
2016-02-22 : 精神医療・精神薬・カウンセリング : コメント : 0 :

日本の平均寿命は世界に誇るようなことか

作家の曽野綾子氏の発言が話題になっています。1月24日の産経新聞のコラムで、「90代の高齢者がドクターヘリを要請した」という話を引き合いに出して、「何が何でも生きようとする利己的な年寄りが増えた」と指摘したそうです。それに対して、ツイッターなどに批判するコメントが多く書き込まれたようです。

私は、ちっとも問題発言だとは思わないし、この件においては曽野綾子氏の意見に賛成です。批判するコメントが象徴していますが、どんな場合でも生きさせるべきだという主張は、あまりにも過干渉です。これも「鬼女」の方々でしょうか。批判やあら捜しばかりしているのは、親から批判やあら捜しばかりされたからだと気付いて欲しいものです。

100年前には50歳にも届かなかった日本人の平均寿命が、現在は80歳を超えています。そもそも人類は、次の世代が子育てを始める40〜50歳で死んでいたはずで、肉体の耐用年数は50年程度のはずです。にもかかわらず、文明の進歩によって40〜50歳で妊娠・出産したり、ガタが来ている身体を修理したり、様々な延命処置によって高齢者を生かしたりする社会になってしまいました。以下のページは、筆者の体験を踏まえた説得力のある意見です。

高齢者は適当な時に死ぬべきなのか?(DIAMOND ONLINE)

はたして、管に繋がれたまま生かされる老人は幸福でしょうか。病院に行けば治してもらえると思い込み、薬を飲めば治ると信じている人は、歪んだ正義と責任転嫁に気付きましょう。医療業界が、覚悟のない大衆につけ込んで産業を拡大させ、国家は膨大な借金を作っているのです。私は、自分で食べられなくなったら、命を終えるしかないと割り切っています。

 
2016-02-19 : 機能不全社会 : コメント : 0 :

毒親ブームに対する懸念

精神科医の斎藤学(さいとう・さとる)氏が「『毒親』の子どもたちへ」という本を出版しています。斎藤学氏は、「アダルト・チルドレン(AC)」の概念を日本へ導入した方で、機能不全家族に関連する領域で主に活動されています。この本では、「毒親」という言葉がブームとなって安易に使われ、毒親に育てられた子どもを縛っている状況に警鐘を鳴らしています。

「『毒親』の子どもたちへ」著者・斎藤学氏インタビュー(シノドス)

アマゾンの書評を読むと賛否両論で、読者の立ち位置によって感想が変わるようです。人生を回復する段階に応じて情報を選べばいいでしょう。想像を絶する毒親は確実に存在し、人生を大きく歪ませられた子どもたちは大勢います。ただし、些細な親子の軋轢にまで「毒親」という考えを持ち込むのは疑問です。生きづらいと感じているならば、ブームに振り回されずに自分と向き合いましょう。

 
2016-02-17 : 機能不全家族 : コメント : 0 :

性暴力被害者の一つの事例

性暴力被害に遭った女性が、卒直に心情を語っています。被害者にはセックス依存になる事例が多く、性的な行為を避けるようになる事例の方が少ないというのが私の印象です。PTSDの反応として、ここで説明されている行動をとるのだと理解しています。彼女は、こうして語れるようになるまでに5年もかかっています。加害者は今ものうのうと生きているのでしょうか。

レイプが原因で、セックス依存になった私の話。

全くの他人から受けた一度の被害でもこれほどの後遺症となるのです。では、加害者が身内だったら、実の父親や兄だったら、子供の頃に被害を受けたら、その被害が何年も続いたならば、その記憶を封印するのは当然です。加害者を罰すれば家庭が崩壊するのですから、沈黙するしかありません。意識と記憶と感情をバラバラに粉砕しなければ、生きていけるわけがないのです。

 
2016-02-15 : 情緒的虐待/身体的虐待/性的虐待 : コメント : 0 :

自覚のない毒

毒親に育てられたアダルトチルドレンは、自分の言動が「毒」の影響を受けていると気付いていません。親と接触した時間や空間では毒の影響を抑圧するように育てられているので、問題が発生しても親との関係に気付かないのです。そうやって毒親を守ることでしか承認してもらえなかったのですから、やむを得ない態度ではあります。

しかし、ある程度健全に育った者ならば、毒に汚染されているパートナーなどの苛つきや不安の原因を客観的に判断できるので、その認識の違いが摩擦となって両者の関係を悪化させます。そうした自覚のない毒について的確に解説しているウェブページがありました。

なぜ、娘は母の呪縛から逃れられないのか(東洋経済ONLINE)

どんな子供でも親を否定するのは難しいですし、誰かに親を否定されるのも嫌なことです。けれども、そうした感情と親に対する反論などは異なります。自分の考えや感情を親に主張しても構わないのだとアダルトチルドレンは学びましょう。親を頼って認めてもらおうとしても、親の支配欲を満たすだけだと悟りましょう。そうすれば、あなたは自覚できなかった毒を自覚できるようになり、適切な対人関係を身に付けられます。

 
2016-02-12 : 機能不全家族 : コメント : 0 :

自覚のない虐待

私はお笑い番組には全く興味がないので、下記のブログで言及している『しくじり先生 俺みたいになるな!!自己中&無気力で大失敗スペシャル』を視ていません。しかし、松本明子さんがここに書かれているように発言して、それが事実であるならば、虐待だと指摘されてもやむを得ないでしょう。

松本明子が明かした「息子への行為」は性的虐待ではないのか?(messy)

「GPSで息子の位置を確認したり、勝手に荷物を整理したり、頼まれていないのにやっていた塾への送り迎え」は、過保護過干渉という心理的な虐待になりかねないし、「息子がお風呂に入ったら、嫌がられても一緒に入る」「全裸で抱きしめる」は、性的虐待になりかねません。彼女に悪意はないはずですが、自分は愛情にあふれている素晴らしい母親だと勘違いしていたようです。

結局、彼女は息子の気持ちを無視して、自分の感情を押し付けていたわけですが、子供を一人の人間として尊重できない母親の典型と言えるでしょう。松本明子さんの場合は、笑いのネタにできるレベルなので放送されてしまいましたが、それこそが落とし穴です。親や社会が自覚しない虐待の被害に遭っている子供は大勢います。

 
2016-02-10 : 情緒的虐待/身体的虐待/性的虐待 : コメント : 0 :

川崎中1殺害事件に見る二人の父親

川崎で起きた中1殺害事件の裁判の模様が報道されています。私は「川崎中1生徒殺害事件の幼稚さ」と題して取り上げていましたが、加害者と被害者の父親がどういう父親だったのかわかる記事が出ていましたのでご紹介します。

【川崎中1殺害】ノーネクタイで証言台に立った主犯格Aの父 追及にシドロモドロ(東スポWeb)

上村遼太さんの父親の意見陳述要旨 川崎・中1殺害(朝日新聞)

加害者の父親は、しつけと称して息子を力で支配し続ける父親だとはっきりしました。被害者の父親は、多くの時間を息子と過ごし、離婚後も遠方から会いに行く父親でした。加害者の少年が、幼少期から溜め込んだ怒りを父親に向けていれば済んだはずの事件です。

検察の求刑が懲役10年以上15年以下だったので私は疑問を感じましたが、少年法による制限があるようです。ということは、被告は最短10年で社会復帰が可能なわけで、もしかするとこの父親の元に帰るかもしれません。自分の罪を少しも理解していない被告の父親が、良い影響を与えるとは思えません。判決は今月10日の予定です。

 
2016-02-08 : 結婚・育児 : コメント : 0 :
ホーム  次のページ »

プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

カレンダー

01 | 2016/02 | 03
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 - - - - -

推薦図書

アルバム

にほんブログ村

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ にほんブログ村 家族ブログ 家庭崩壊・機能不全家族へ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アダルトチルドレンへ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 解離性障害(解離性同一性障害など)へ

人気ブログランキング