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川崎中1生徒殺害事件で高校生逮捕

ずいぶん時間がかかりましたが、川崎で中学1年生が殺害された事件の容疑者として高校生が逮捕されました。被害者の中学生は、これまでにも高校生達から様々な暴行や嫌がらせを受けていたようですが、なぜ殺人にまで至ってしまったのでしょうか。この高校生には、中学生を殺すほどの合理的な理由はなかったに違いありません。

また、ネット上では横浜市の公園で前日に起きていた傷害事件との関連も取り沙汰されています。14歳の男子中学生が意識不明の重体です。この高校生グループには14歳の少女が2名関与していたようで、この地域では目立った存在だったと思われます。警察が慎重になるわけです。グループの少年少女からは様々なサインが出ていたはずで、そのサインに身近な大人が目を向けなかったという捉え方もできます。女子高生コンクリート詰め殺人事件のような印象を持つのは私だけでしょうか。

高校生の生育歴について明かされているわけではありませんが、健全な養育を受けていたらこんな事件を起こすはずがありません。やはり、親から支配され、理不尽な扱いを受けている子供が、その矛先を自分が負けない年少者に向けたとしか考えられません。高校生は、支配しようとした相手に抵抗されたために、攻撃をエスカレートさせて殺人まで犯してしまったのでしょう。親に対して怒りを向けられない自分とは異なり、強い意志を持った中学生に腹を立てたわけです。言わば、八つ当たり殺人。そうした心理を丁寧に掘り下げないと、警察や家庭裁判所は真の動機に辿り着けません。

事件の関係者が未成年という理由で情報を秘匿していては、社会はいつまでたっても教訓を得られません。インターネット上には名前だけではなく顔写真まで公開されてしまう時代ですから、犯人を隠しても意味がありません。マスコミも生い立ちや背景などについて詳しく調べて報道すべきです。そうすれば、親の不適切な養育が露になり、社会の認識が改められ、抑圧されている子供を少しでも救えるようになるはずです。

 
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2015-02-27 : 機能不全社会 : コメント : 2 :

佐世保同級生殺人で二度目の精神鑑定

佐世保の女子高生殺害事件で、犯人の少女が二度目の精神鑑定を受けるようです。こうした事件では、刑事責任能力が問えるかどうかといった表面的な鑑定ではなく、少女がどのような生育歴を歩み、その結果どのような精神状態にあるのか理解すべきです。

佐世保高1殺害、家裁が精神鑑定の意向…弁護団(YOMIURI ONLINE)

過去の事件を見ていると、私からすれば見当違いな鑑定結果を出している精神科医もいます。機能不全家族や虐待と人格障害や解離性障害などの関係について、十分に理解している精神科医や臨床心理士が鑑定にあたるよう望みます。加害者の父親が娘に何をしたのかはっきりさせなければ、事件の解明にはなりませんし、少女の回復や更生にも繋がりません。

 
2015-02-25 : 機能不全社会 : コメント : 0 :

妊娠を家族に言えずに出産、殺害

17歳の少女が自分の家族に妊娠を言えずに出産し、殺害してしまいました。この少女がどういう経緯で妊娠したのか不明ですが、妊娠について家族に相談さえできない状況は機能不全としか言いようがありません。そして、誰にも誕生を喜ばれずに殺されてしまった嬰児が哀れでなりません。

福井の乳児遺棄事件で少女逮捕 殺人、死体遺棄容疑で福井県警(福井新聞)

殺人、遺棄容疑で17歳少女逮捕=乳児遺体事件—福井県警(時事通信社)

親に言ったら叱られる。親を悲しませる。私のことなんて理解してもらえない。この少女はそう感じていたのでしょう。本当に痛ましい事件です。受容や共感を得られない家庭で暮らし、孤独な毎日を過ごしていたのではないかと想像します。そんな少女が大勢います。

 
2015-02-23 : 機能不全社会 : コメント : 0 :

加害感情と被害感情

毒親は、自分達の養育が加害行為であったとは少しも自覚していません。なぜなら、親から受け継いだ流儀をそのまま実行しただけですから。操作や責任転嫁、比較、脅迫、暴力は子育てに伴う行為で、他の親もやっているのだと信じて疑わないのですから。自分は地位も経済力もある父親で社会的な評価を得ていると自負しているのですから。自分は夫を立てて、子供には愛情を注いでいる良妻賢母だと優越感に浸っているのですから。

では、なぜ子供は心に傷を抱えているのでしょう。この世に生を受けた子供は感性で判断します。好きか嫌いか。嬉しいか悲しいか。楽しいか辛いか。安心できるか不安になるか。快適か不快か。美味しいか不味いか。前者の肯定的な感情を得られた子供は、人生は素晴らしいと思うでしょう。しかし、後者の否定的な感情を持たざるを得なかった子供は、人生はつまらないと思うしかありません。

理不尽な要求を正当な親の指導であるかのように装う毒親は、自分だけに通じる理屈をこねています。考えることはあっても感じることはありません。だから、毒親は子供の感性に気を配っていないのです。どんなに子供が自分の感情を伝えようとしても、その感情を受け取る気がない親にとっては馬耳東風です。当然、自分が加害者だとは少しも認識できないし、責任を問われれば逆切れすることになります。

一般的に、加害者は事実を否認して自分を守ろうとするので、加害感情というものがありません。けれども、被害者はいつまでも被害感情を抱え続けます。それは、加害者が反省しないからです。被害者の哀しみに共感できず、心の底から謝罪できないからです。つまり、毒親とアダルトチルドレンは平行線を辿るしかありません。親との和解などという幻想を捨てないと、いつまでも親への思慕に苦しむことになるのです。

 
2015-02-20 : 機能不全家族 : コメント : 2 :

支配欲と愛情飢餓

毒親の強烈な支配欲はどこから湧き出すのでしょう。私自身の体験もそうですが、アダルトチルドレン(AC)がブログなどで具体的に記述している内容は、一般社会からすると異常としか言いようがありません。幼い子供に頻繁に暴力を振るったり、罵詈雑言を浴びせたり、最も酷い場合には性的虐待を行なったりする。反論を一切許さず、完全な服従を強いる。家庭内では暴君そのものでありながら、一歩でも外に出れば理想的な親を自ら演じ、子供にも演じさせる。毒親は、どこの家庭でも同等の行為が行なわれていると考えているのでしょうか。

普通の親でも、子供の進学や恋愛などに何らかの意向を持っているとは思います。しかし、健全な親ならば、自分の我を通そうとは考えませんし、子供に理不尽な命令を下すこともありません。最後は自分で決めるように、子供にボールを投げるのが親の役割だと自覚しています。

一方で、毒親に育てられた子供達は、大人になってから自分の人生を取り戻そうと必死になっています。確かに、虐待が連鎖してしまう場合はあるでしょう。それでも、大半のACは自分が受けた傷やその理由に気付いて、回復を試みていると思います。だとすれば、人の歴史において毒親が再生産される比率は低くなって、自然淘汰されるはずです。にもかかわらず、毒親が社会に溢れていると近年明らかになってきました。

毒親も被虐待児であったという説明は簡単です。しかし、支配の連鎖はあるにしても、子供を奴隷以下に扱う感情の源泉がどこにあるのか、正直言って私にはわかりません。競争社会、核家族化、高学歴化、消費社会、技術革新といった様々なストレスが加わって、毒が濃くなっているのでしょうか。戦争が途絶えて、共依存で結ばれる夫婦が増えているのでしょうか。それとも、強烈な支配欲は、ただただ強烈な愛情飢餓を原因とする、責任転化された報復に過ぎないのでしょうか。

 
2015-02-18 : 機能不全家族 : コメント : 0 :

自尊心と虚栄心

生きづらさをなくすためには自尊心を培うことが重要であると、私は当ブログや拙著で述べています。自尊心とは自分を大切に思う感情であり、自分の存在を肯定する力でもあります。つまり、自尊心は他者に向けて発する訴えではなく、あくまでも自分の内面で発揮される心理です。自分と向き合う作業で、自尊心を確認したり高めたりできます。

一方で、人から良く思われたいという虚栄心も誰もが持っているはずです。人から良く思われることでも自尊心は高まるので、虚栄心は必ずしも悪い存在ではありません。けれども、虚栄心に満ちている人は外面ばかり気にして、自分と向き合う作業がおろそかになってしまいます。その結果、本音で生きることができなくなり、息苦しさを感じて生きづらさに繋がります。

そうやって考えてみると、幼少期に親から虐待を受けていた人は、自尊心を持てるように育ててもらえず、虚栄心を強くするように育てられたことになります。親の顔色を気にしなければならず、「お前が悪い」と擦り込まれていたのですから。自分の虚栄心が強いと感じているならば、単に虚栄心を問題視するのではなく、虚栄心と自尊心のバランスについて考えてみてはいかがでしょうか。

   
2015-02-16 : 機能不全家族 : コメント : 0 :

過保護過干渉とネグレクト

過保護過干渉とは、必要以上に子供にまとわりつく状態です。ネグレクトとは、必要とされている養育が放棄されている状態です。一見、相反する養育者の態度に見えますが、実は同じ養育者が子供に対して行なっている場合が多いのではないでしょうか。

過保護とは、子供の自立心を養うべき時に、養育者が自己満足を得るために子供を保護する行為です。過干渉とは、子供の自主性を尊重すべき時に、養育者が支配欲を満たそうとして操作する行為です。そして、ネグレクト(養育放棄)とは、一日とか一ヶ月といった期間ではなく、子供が求めているタイミングで食物や睡眠、着替えなどを養育者が与えない行為です。

つまり、自己満足や支配欲が根底にある親は、衣食住といった必要不可欠な世話においても、自分の利益を優先するはずです。自分の都合で溺愛し、操作し、食事を取り上げるのです。本来、子供の養育とは無条件の愛情の上に成り立つものですが、こうした親は養育とはどういう行為か理解できず、コミュニケーションとはどういうやりとりか知りません。だから、養育を放棄する親が過保護過干渉だとは限りませんが、過保護過干渉である親は養育を放棄する親でもあるのです。

特に、過保護過干渉であろうとネグレクトであろうと、最も問題となるのは精神的な影響です。子供は、自分が大切にされていなければ敏感に感じ取ります。両親は自分のことを見守っているか、尊重しているか、愛しているかと常に気にしています。親に対するそうした思慕が裏切られるから、子供は心に傷を負うのです。

 
2015-02-13 : 機能不全家族 : コメント : 0 :

抑圧と支配

毒親とは子供を支配している親です。彼ら彼女らは、子供を支配せずにはいられません。なぜなら、子供を支配しなければ、自分が支配されてしまうと恐れているからです。毒親は、感情のキャッチボールによってお互いの信頼関係が作られると学べませんでした。だから、コミュニケーションは双方向で成立するとは知らず、一方通行の押し付けが対人関係であると信じて疑わないのです。その同じ価値観を持った男女が子供を授かれば、当然のごとく子供にも支配関係が継続されるわけです。

支配欲が強い者には、本音で語ることができない、自分の弱みをさらけ出せない、他者の評価が気になって仕方がない、自分と向き合えないといった特徴があります。子供の頃から抑圧された状態が続いているのであり、その抑圧を子供に負担させることで、自分では負わずに済ませているのです。つまり、支配欲とは抑圧に対する怒りに責任転嫁を加えた無意識だと言えます。

子供時代に支配されない養育を受けた大人は、感情のキャッチボールによって信頼関係を学んでおり、双方向のコミュニケーションを行ないます。そうした対人関係の心地良さを知っているので、自分の周囲にも同じ心地良さを知っている人が自然と集まります。その健全な大人達に囲まれて育った子供は、同様に信頼関係を心地良いと感じるので、他者から支配される恐れを抱く必要はありません。

ただし、実際には健全と不健全を明確に分けることはできません。どんな人であっても良い面と悪い面が同居しているのであり、そのバランスが悪い場合には支配欲が強くなるのでしょう。そして毒親は、その支配欲こそが愛情であると錯覚しています。支配欲は条件付きの愛情であって、子供には無条件の愛情が必要だと理解できないのです。

 
2015-02-11 : 機能不全家族 : コメント : 2 :

お受験の本質

受験シーズン真っ盛りです。今年も大勢の子供達が親の面子のために競わされます。全ての受験が悪いとは思いませんが、幼稚園や小学校に合格するために子供は親から様々な干渉を受けることになります。子供の自主性や感情に配慮して最低限の関与しかしないならば問題にはならないでしょう。けれども、「なんでできないのっ!」「駄目な子ねっ!」「できるまで食事は抜きよっ!」などと母親が癇癪を起こしたり、「○○に合格させろよ!」「受験は君に任せたからな!」「俺は仕事で忙しいんだっ!」などと父親が責任転嫁を行なえば、子供は間違いなく心に傷を負うはずです。

そもそも、「あなたのため」などと言っている親は、間違いなく自分のために子供に受験させています。「私達のため」と開き直っている方が、自覚しているだけマシでしょう。「お受験」の本質は、親が自己顕示欲を満たすために行なう子供の操作です。子供が有名な幼稚園や学校に入ればSNSで自慢し、失敗すれば子供を叱責するような破廉恥な行為は、ぜひともやめて欲しいものです。子供は親が喜ぶ姿を見て一生懸命頑張るはずですが、子供が本心を隠さずにいられるように見守ることが大切です。

40〜50年前なら学歴が将来を保証してくれたかもしれません。しかし、現在では高学歴であっても収入が安定するとは限らないし、新卒で入社した会社で定年まで働くとも思えません。修行を積んで職人になっても良いではないですか。私立なら健全に育った子供ばかりで安心できるのでしょうか。子供に必要な能力は、自分で自分の人生を切り開く知恵や意欲です。どのような環境にいても自尊心が高ければ、人は幸福になれるのです。

 
2015-02-09 : 機能不全社会 : コメント : 0 :

万引きの本質

近年、高齢者の犯罪が増えているという報道がありますが、その中でも万引きは夕方のニュース番組などで頻繁に取り上げられています。スーパーで高齢者が万引きする様子を隠し撮りして、万引きGメンが捕まえる様子をご覧になった方も多いでしょう。こうした高齢者は、確かに裕福ではないのかもしれませんが、万引きした商品を買うのに十分な現金を所持している場合が大半です。

一方で、昔から万引き犯として多いのが思春期の若者です。遊び感覚だったり、仲間外れにされないように同調していたりで、罪悪感に乏しい場合も少なくありません。欲しい物が手に入らないので盗むという経済的な理由もなくはないのでしょうが、その若者の親が貧困であるとか裕福であるとかには、あまり関係がなさそうです。お嬢様学校の近辺にある雑貨屋で、常習的な万引きが横行していたという話を聞いたこともあります。

万引きは窃盗であり、窃盗癖は嗜癖の一種です。つまり、万引き犯は、心に抱えている寂しさや不満に気付いて欲しくて物を盗んでいるわけです。けれども自分自身では、その無意識の作用を知るはずがありません。少年犯罪という視点では、乳幼児期の養育について語られることが多いと思いますが、果たして少年に限った仕組みでしょうか。若者であろうと高齢者であろうと、乳幼児期に抱えさせられた喪失感を埋めようとしているのではないかと私は考えています。

だから、万引き犯にいくら説教しようとも、刑事事件として扱おうとも、簡単に万引きをやめられないのです。特に、高齢者の場合には支配できていた子供を失ったがために、新たな嗜癖対象を必要としているのかもしれません。万引き犯は孤独に苛まれています。その寂しさに共感して、自分の生育歴に向き合うように導かないと、彼ら彼女らは嗜癖をやめられないでしょう。

 
2015-02-06 : 機能不全社会 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

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