FC2ブログ

教師へのメッセージ

あなたはこれまでに何人の子供達と接してきましたか。100人?1,000人?10,000人?仮に40人のクラス担任を20年続けているならば、のべ800人の子供達と密接に関わっていることになります。1学年200人の生徒と20年間過ごしているならば、のべ4,000人の子供達の様子を見ているはずです。小学校で6年、中学高校で3年の重なりを引いたとしても、かなりの数の子供と同じ時間を生きているわけです。

その子供達の中に、親から身体的な暴力を受けている子供、精神的な暴力を受けている子供、性的な暴力を受けている子供、育児放棄されている子供は何人いましたか。あなたは発見できましたか。助けましたか。近親者から受ける暴力について「助けてください」と言える子供はほとんどいませんが、必ずサインを出しているのです。

どれほど多くの子供が虐待を受けているのか、居場所を失っているのか。児童相談所などの調査は全く当てになりません。上から指示があれば、どんどんカウントするだけです。深刻な虐待ほど機能不全家族に隠されているので、数字として現れません。そもそも、あなたは機能不全家族という言葉をご存知でしょうか。機能不全家族について講習を受ける機会はあるのでしょうか。ぜひとも、勉強して頂きたいと思います。

親に頼れない子供が頼れる大人は誰ですか。あなたが気付きさえすれば、居場所を失っている子供を大勢救えるかもしれません。学校は勉強する場所ですが、子供にとっては生活する場所でもあります。SOSを出している子供に見て見ぬ振りをするならば、教師を辞めるべきでしょう。教育とはそういう仕事ではありませんか。

 
スポンサーサイト



2014-09-28 : 機能不全社会 : コメント : 2 :

子供の自律を阻んでいませんか

過保護過干渉な親に育てられた子供は、自分が親になると過保護過干渉な子育てをしがちです。それは、流儀の連鎖なので仕方がない面がありますが、毒親に育てられたという自覚があるならば注意した方が良いでしょう。保護と過保護の違いがわからなかったり、干渉と過干渉の違いがわからなかったりするために、子供の自律を阻んでしまうかもしれません。

例えば、子供は好奇心が旺盛ですので、どうしても危険な場所や行為に引き寄せられます。危ない状況でなければ親は手を出さずに見守ればいいのですが、ついつい先回りをしようとします。もちろん、親が危険を予測して事故を防ぐ必要はありますが、度を超してしまうと子供の自主性を奪う結果となります。そして、それが日常的に行なわれると子供は親の顔色をうかがうようになり、自分の世界を広げる冒険をしなくなります。さらには、自分の感情を抑えるようになり、自分で自分の人生を生きようとしなくなります。

また、生き物が強く育つためには、身体的にも心理的にもある程度の負荷が必要です。階段を上がるように様々な困難を乗り越えるべきで、それが自信や自尊心にも繋がります。ところが、過保護過干渉な親は子供を囲い込もうとしたり、かわいそうだと感じたりして困難を取り除こうとするのです。自分を鍛える機会を奪われた子供はストレス耐性が養われず、些細な出来事で音を上げるようになります。

保護や干渉の適切な度合いを言語や数値で表すのは難しいのですが、親が成長させるのではなく、子供が自分で成長するのだと理解できれば、過剰な関わりを排除できると思います。子供の自律は親にとって寂しい過程だと認識しましょう。ありふれた言い方になりますが、自分で生きる術を授けるのが親の務めです。

 
2014-09-24 : 結婚・育児 : コメント : 0 :

伸び伸びと子供を育てているつもりになっていませんか

学校などで理不尽な要求を行なう親をモンスターペアレントと呼びますが、一時のブームが過ぎたのか最近はあまり聞きません。モンスターペアレントが減ったのか、誰も驚かないほどにどこにでもいる存在になったのか、果たしてどちらでしょう。私は、責任転嫁という点において、モンスターペアレントと同種の意識が社会に広く根ざしていると感じています。

こうした親は、子供に社会の規範を教えようとせず、好き勝手にさせることが「伸び伸びと育てる」ことだと勘違いしています。自由には責任や制限が伴うという基本的な社会の仕組みを理解できません。なぜなら、自分もそうやって親に育てられたからです。過保護過干渉や共依存が当たり前の流儀になっているので、自己と他者の境界を認識できず、自分が負うべき責任を他者に押し付けます。つまり、モンスターペアレントとは毒親でもあるわけです。

さて、モンスターというほどではなくても、子供をしつけられない親が増えています。なぜでしょう。彼ら彼女らは「いい子」になるように育てられたせいで、本心のぶつかり合いをあまり経験できず、コミュニケーション能力を磨けなかったのでしょう。だから、子供を叱ったり我慢させたりできません。正面から向き合えないのです。その結果、子供は社会の一員としての責任を学べず、公共の場で自分勝手に振る舞うようになります。

親に叱られず、我慢もさせられなかった子供は、どんな大人になるのでしょうか。ただ褒めれば良いと思っているならば大間違いです。お互いの様々な感情をやり取りしなければ、本当の信頼関係は作れず、社会性が身に付きません。自由と責任を自覚できる子供だけが、伸び伸びと成長できるのです。
2014-09-22 : 結婚・育児 : コメント : 4 :

他の誰かと子供を比較していませんか

自分の子供が他の子供よりも優秀であって欲しいと願うのは、親心として当然でしょう。経済的な豊かさが幸福に繋がるという考え方も私は否定しません。頭が良くて、運動神経が良くて、お金もあれば、自分が望んだ職業に就いて、十分な報酬を得られる可能性は高まり、良き伴侶と巡り会って、愛がある家庭を築き、幸福な人生を送れる。それが一般論としての成功物語だと思います。

そのために、親は一生懸命に働いて子供を養い、叱咤激励しながら育てます。その親が健全な親に育てられていれば、子供は正の螺旋階段を歩むはずです。ところが、その親が不健全な親に育てられていると、子供は負の螺旋階段を歩んでしまいます。なぜでしょうか。

それは、親が自分の人生を子供に投影するからです。自分が親から十分な愛情を得ていないと、自分の子供を通じて親の承認を得ようとします。学校の成績とかスポーツの結果とかが他者よりも優れているように、子供に求めます。親が自分の親から褒めてもらうために、まさしく道具として子供を利用するのです。その結果、自分の人生を奪われた子供は自律しなくなり、自分の能力を伸ばせなくなってしまいます。特に、兄弟姉妹やいとこなどの親族と比較された子供は、自分の殻に閉じこもってしまうでしょう。

人の評価や経済的な豊かさは幸福の絶対条件ではありません。何よりも自尊心がなければ、幸福を感じられません。自尊心は無償の愛情によって養われるのです。本来は、この基本的な仕組みが自然と身に付くはずですが、親に恵まれなかった場合は敢えて意識する必要があるでしょう。ありのままの自分を認めれば、ありのままの子供を受容できます。

 
2014-09-20 : 結婚・育児 : コメント : 0 :

自分のために子供にキスしていませんか

子供にキスする親が増えました。真由美も子供にキスをしたがります。私は現在50代前半ですが、私が子供の頃には子供にキスする親はほとんどいなかったと思います。私の友人達も自分の子供にキスする習慣はありませんが、友人の妻が二人だけ、やたらとキスしていました。私に子供とキスするように求めたことさえあります。その二人は心にちょっと問題を抱えているように感じましたが、おそらくアダルトチルドレンとされる人達と同類ではないかと思います。

日本の文化では親子がキスする習慣はありません。私が子供の頃よりも遥かに国際化が進んでいるとはいえ、大人が挨拶としてハグするわけではありません。現在でも、やたらと子供にキスする親は少数派でしょう。2〜3歳頃まで頬にキスする程度なら私もそれほど疑問は感じません。けれども、口にキスをしたり、嫌がっているのにキスをやめないならば、子供に悪影響を与えるだろうと予想します。

なぜなら、こうしたキスにも見捨てられ不安と共依存が無意識に作用しているからです。キスに応じる子供によって、親は自分の存在を認められるとともに支配欲も満たされます。自分の愛情に自信がないので、愛情を目に見える形として示さなければ気が済みません。しかし、それは感情の押し付けであり、条件付きの愛情です。こうして飼いならされた子供は自分からキスを求めるようになり、親は「子供が望んでいる」と主張するようになります。つまり、巧妙な操作と責任転嫁が行なわれているのです。

無償の愛情で親子に信頼関係が作られていれば、「キス」という踏み絵など必要ありません。子供にキスする親が増えている状況は、アダルトチルドレンの増加を表しているのかもしれません。アダルトチルドレンという自覚があるならば、日常のちょっとした行為にも気を配ってみてはいかがでしょうか。
2014-09-16 : 結婚・育児 : コメント : 0 :

物を買い与えて子供を操作していませんか

言うことを聞かない子供に「○○を買ってあげるから……」と交換条件を出している親がいます。確かに幼児が駄々を捏ねてしまうと大変ですし、その場を収めるためには何らかの対処が必要でしょう。だから、多少のご褒美などは問題ないと思います。しかし、注意して欲しいのは、本当に買ってあげる必要があるのかという点です。

そもそも必要なのは子供を諭すことであり、親子のコミュニケーションです。子供も物が欲しいのではなく、親に向き合って欲しいのです。にもかかわらず、面倒くさいから、楽だからといった理由で、コミュニケーションを放棄するならば問題です。こうした親は、子供が要求しているわけでもないのに、いつも物を買い与えるようになります。

なぜなら、「ダメなものはダメだ」と毅然とした態度を取ると、子供に嫌われるかもしれないと感じているからです。つまり、見捨てられ不安です。その不安感は自身が幼少期から抱えている寂しさの投影であり、その寂しさと向き合うのが恐くて無意識に棚上げしてしまうのです。

特に毒親や毒爺婆は、とにかく物や金銭を与えようとします。自分の愛情に自信がないから、金品で代用しようとするのです。でも、子供はお見通しです。本当の愛情とは物や金で代えられないと。子供が喜んでいたとしても、毒親や毒爺婆の要求通りに「いい子」になって、合わせてくれているだけです。こうした操作が繰り返されたら、子供はそれがコミュニケーションだと学ぶでしょう。

親の主張に筋が通っていて常にぶれなければ、子供はすぐに受け入れるようになります。ある程度の我がままは仕方がないとしても、自分の非を理解できるようになって、親子の信頼は強まるはずです。ただし、そのためには無償の愛情が不可欠です。子供の甘えも十分に満たしてこそ、「ダメなものはダメだ」と言えるのです。

 
2014-09-15 : 結婚・育児 : コメント : 0 :

ジャーナリストへのメッセージ

現代社会には、機能不全家族に端を発する様々な問題が山積しています。虐待やネグレクトといった子供を対象とする出来事だけではなく、自殺や家庭内暴力(DV)、ストーカーなど生命が脅かされている事案も数多くあります。それ以外にも、自動車やバイクの騒音や暴走、公共の場での迷惑行為、引きこもり、ニート、いじめ、家出、売春、貧困、万引き、薬物依存、アルコール依存、ギャンブル依存、無国籍児、ゴミ屋敷、カルト宗教と例を挙げればきりがないほどです。

こうした事例のほとんどは、幼少期の不適切な養育が根本的な要因です。親から無償の愛情を得られなかった者は、いくつになっても親への思慕に囚われてしまいます。成長の過程で誰かから愛情を注がれれば解消できますが、子供の頃の欲求を抑圧していると様々な問題を起こします。自分が抱えている無意識の怒りや哀しみに気付けずに、社会に八つ当たりするのです。

また、自殺や犯罪、認知症老人の失踪には向精神薬が影響を与えていると推定できますが、ほとんど調査がなされていません。報道機関も機能不全に陥っていると感じるのは私だけでしょうか。個々の出来事や事象ばかりに目を向けずに、もっと社会全体を俯瞰すれば、様々な点が繋がって線や面が見えてくるはずです。

機能不全家族に生まれたがために、負の螺旋階段を転げ落ちていく者が大勢います。自尊心が低く、他者への共感が乏しくなったのは誰のせいでしょうか。彼らは養育によって周囲との軋轢が生まれ、問題行動に繋がっています。ジャーナリストが機能不全家族全体を取り上げるように、私は期待しています。

 
2014-09-13 : 機能不全社会 : コメント : 0 :

近親姦と近親相姦

このブログで度々使用している「近親姦」という言葉について説明します。近親姦とは、簡単に言ってしまえば近親者による「強姦」です。私は自分の本でも敢えて「強姦」という言葉を多用しているのですが、それは事実をはっきりさせるために必要だと考えているからです。子供に対する性暴力について、日本では長らく「いたずら」という言葉が使用されていましたが、近親者に強姦されている子供が大勢存在するのです。真実をごまかしたり、ぼかしたりしてはいけません。

知識がない人は「近親姦」と「近親相姦」の違いを認識していません。私も自分が無関係な立場にいた頃は、特に考えもしませんでした。しかし、言葉を正確に運用しないと事実も歪んでしまうでしょう。子供に対する性的な暴力の定義について整理されているウェブページがありますのでご紹介します。虐待の定義にある「性的虐待」の項目には、「近親相姦という言葉も嫌いです。まるで被害者が合意の上でされたように聞こえるから。性的虐待は近親姦であって、相姦=和姦ではありません」とあります。

家族という名の強制収容所/虐待の定義/性的虐待(朔)

さて、もう一つ留意したい言葉に「性虐待」と「性的虐待」があります。被害者や支援者の中には「性的虐待」ではなく「性虐待」と称するべきだと考えている方々もいます。やはり、「性的」という表現が事実を曖昧にしているようで抵抗を感じるらしいです。日本の文化には、物事を曖昧に済ませて丸く収めようとか、なあなあで済ませようといった空気が多分に含まれています。私達は見て見ぬ振りをしてはいけません。

 
2014-09-11 : 情緒的虐待/身体的虐待/性的虐待 : コメント : 2 :

毒親の呪縛-7:人生を成功させてはいけない

自己肯定感が低い親は、子供の幸福を望んでいません。「お前のため」「あなたのため」をどれだけ連発しようとも、自分の肯定感を高めるための方策として子供を利用しています。もちろん、こうした親は自覚していないはずです。親から引き継いだ流儀を鵜呑みにして、自分と向き合わずに生きているだけです。だから、幼少期から子供の人生を破壊するような養育を行ない、子供が幸福を感じられないように育てても平気でいられるのです。

要するに、あなたが人生を成功させると毒親は嫉妬するのです。学校で人気者になったり、いい成績を取ったりしても、嫌みやいちゃもんでけなします。「かわいくない」とか「気が利かない」と言って、子供の容姿や人格を攻撃します。子供が自分でやり遂げようとしても、横槍を入れて邪魔をします。何をやっても否定された子供は「人生を成功させてはいけない」と学び、失敗を回避するようになります。幼少期から毒親に過干渉され、自己肯定感を破壊された子供は、ついには自分の人生を諦めてしまいます。

真っ当な親なら子供の自己実現を妨害しません。些細な出来事であっても一緒に喜びます。そうやって支持された子供は、また頑張ろうと努力します。すぐに諦めずに、粘り強く物事に取り組みます。様々な人々と豊かなコミュニケーションをとって、多くの信頼を構築します。こうした日々の積み重ねによって、その子供の人生は成功に導かれるのです。

あなたは、仕事や恋愛、学業などで失敗するように拘束されているのではありませんか。毒親に擦り込まれた自己否定感には根拠がありません。その理不尽な仕打ちに対する怒りが、生きづらさの根本的な要因です。もう、手放しましょう。毒親の呪縛を。あなたには、自分の人生を成功させる義務と権利があります。
2014-09-08 : アダルトチルドレン(AC) : コメント : 0 :

毒親の呪縛-6:親に恥をかかせてはいけない

人から評価されたくて仕方がない毒親は、常に外面を良くしています。そのため、自分の顔に泥を塗られるのをとても恐れていて、特に家族の振る舞いに関して厳しい要求を繰り返します。例えば、難関と言われる学校に子供が入学すれば大喜びしますが、受験に失敗すれば徹底的に子供を非難します。子供がスポーツで活躍すれば自慢しますが、試合に負けたりするとこき下ろします。そう、毒親にとっては結果が全てです。

なぜなら、子供が精一杯努力していても、結果が悪ければ毒親は自慢できません。どんな過程を経ていようとも、他人に説明すれば言い訳になってしまいます。だから、誰にでも客観的に示せる勝利にこだわり、「親に恥をかかせてはいけない」と子供を拘束します。養育や教育に求められる姿勢とは正反対の態度です。こうした親によって子供は自分を恥じるようになり、自己否定感が一層強化されてしまいます。

真っ当な親ならば、この子は精一杯頑張ったけど今回は上手くいかなかったと認めるでしょう。失敗を繰り返してこそ人は成長できるのだと知っている親ならば、何かに取り組む行為自体を評価できるでしょう。親と子供の境界を持っていて、子供を一人の人間として尊重すれば当然です。

恥をかかされたという毒親の考えは、子供を道具としている証拠です。子供は親に優越感を提供するために生きているわけではありません。まして、親が負うべき感情の責任を転嫁されるなんて、理不尽極まりない仕打ちです。幼少期の子供ではその仕打ちを素直に受け取るしかありませんが、ある程度成長した子供ならば突き返すことができます。あなたには、親の理不尽な仕打ちを拒否する権利があります。

 
2014-09-05 : アダルトチルドレン(AC) : コメント : 0 :
ホーム  次のページ »

プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

カレンダー

08 | 2014/09 | 10
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

推薦図書

アルバム

にほんブログ村

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ にほんブログ村 家族ブログ 家庭崩壊・機能不全家族へ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アダルトチルドレンへ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 解離性障害(解離性同一性障害など)へ

人気ブログランキング