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虐待を受けていた知的障害のある19歳殺人犯

父親から暴力を受けていた知的障害のある殺人犯についてレポートされています。ノンフィクション作家の石井光太氏は「これまで私は川崎中一男子生徒殺害事件など、いくつもの少年事件を取材してきた。あまりに残虐な事件が起きた時、メディアはその動機を『少年の心の闇』と曖昧な表現にして片づけてしまいがちだ。そして一般の人もそれでわかったような気持ちになる」と述べていますが、私も同感です。

知的障害のある19歳殺人犯は、父親からおぞましい暴力を受けていた(現代ビジネス)

以前、私は当ブログで「機能不全家族こそ『心の闇』の核心」と題して曖昧な表現に対する懸念を顕していました。これほど家族間の殺人事件や凶悪事件となる拡大自殺が相次いでいる現状を見れば、機能不全家族に焦点を当てなければならないはずです。

 
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2019-09-12 : 情緒的虐待/身体的虐待/性的虐待 : コメント : 0 :

鵜飼祐充裁判長が下した判決の波紋

名古屋地方裁判所岡崎支部の鵜飼祐充(うかいひろみつ)裁判長が下した判決について、数多くの批判が噴出しています。多くの方がご存じだと思いますが、この裁判長は、父親の娘に対する性交や支配があったと認めながら、娘が激しく抵抗しなかったので、父親を強姦罪に問わずに無罪だと判決しました。

「娘を性のはけ口にした父がまさかの無罪! 判決文に見る『鬼畜の所業』」(デイリー新潮)

私は、現在の法律において十分に有罪となるだけの根拠を検察が立証していたと考えています。この事件が最初に報じられた段階で気に留めていたのですが、ネットを中心とする世論が盛り上がったためにNHKも看板番組のニュース7で取り上げる事態となりました。共同通信社が2019年4月4日に報じて16日後のニュースです。

IMG_0252.jpg (NHK ニュース7より引用)

また、ジャーナリストの江川紹子氏はこの事件を取り上げて、司法制度の観点から解説を試みています。

「裁判所はなぜ、娘に性的虐待を続けていた父親を無罪としたのか」(江川紹子/YAHOOニュース)

そして、昨日のニュース7では、父親からの性暴力の被害者で、性暴力の被害者支援などを行う団体「Spring」代表の山本潤さんが、刑法の見直しや裁判官の研修を行うよう法務省と最高裁判所に要望したと報じています。同様の判決が相次ぐ中で黙っていられなかったのでしょう。

IMG_0290.jpg (NHK ニュース7より引用)

「“性暴力”無罪判決受け 被害者団体が刑法見直しなど要望」(NHK NEWS WEB)

今日も新たな性的虐待のニュースです。千葉県野田市で栗原心愛さん(当時10歳)が自宅で死亡した事件で、心愛さんが県柏児童相談所に一時保護されていた際、「父親から下着を下ろされた」などと訴え、医師が「性的虐待の疑いがある」と診断していたことがわかりました。

IMG_0293.jpg

「死亡の小4女児 父親の性的虐待訴える 児相は把握するも保護解除」(FNN PRIME)

もう、近親姦の被害者が泣き寝入りする時代は終わりました。実の父親が娘を強姦する事実について、報道機関は無視できなくなりました。「日本では性的虐待が少ない」などという精神科医や社会の間違った認識が通用しない段階に入ったのです。

 
2019-05-14 : 情緒的虐待/身体的虐待/性的虐待 : コメント : 0 :

性的虐待を原因として殺害したという報道は皆無

宮城県の病院で入院中の祖父をナイフで刺殺した容疑で、孫の萩川未貴容疑者が逮捕されました。検察は、刑事責任を問えるか調べるため、専門家による精神鑑定を行うようです。そう長くはないであろう余命の老人を殺害した理由はなんでしょうか。「この世界から離れたかった」としても、「刑務所に入りたかった」としても、祖父を刺殺する理由にはなりません。

祖父殺害の女を精神鑑定へ(NHK 東北のニュース - NHKオンライン)

毎日のように親族間の殺人事件が報道されますが、警察庁によれば全国の警察が2016年に摘発した殺人事件(未遂を含む)のうち、55%が親族間で起きていたそうです。2013年の殺人事件は親族間が53.5%でしたから、増加傾向にあるといえます。

以前、殺人事件に匹敵する「大阪府寝屋川市監禁事件の真相は」という記事でも触れましたが、数多くの殺人事件の中には性的虐待が原因の場合もあるのではないかと疑っています。社会には性的虐待が多く存在すると推計でき、加害者は闇に葬ろうとする一方で、心的外傷を負っている被害者の潜在意識には殺意があります。しかし、性的虐待を原因として殺害したという報道は皆無だからです。

 
2018-11-19 : 情緒的虐待/身体的虐待/性的虐待 : コメント : 0 :

性的虐待を原因として自殺したという報道は皆無

松山を中心に活動するご当地アイドル『愛の葉(えのは)Girls』のリーダーだった大本萌景さん(享年16)が自殺した事件について続報がありました。多くのテレビや新聞では、母親の一方的な主張が真実であるかのように報道されていましたが、この記事を読むとかなり異なる真相が存在する可能性があるようです。

自殺した地方アイドルが苦悩していた「家庭でのトラブル」(NEWS ポストセブン)

萌景さんは深夜になっても自宅に帰ろうとしませんでした。そして、「お義父さんがこたつの中にカメラを入れて、私の下半身の写真を撮っていた。私はカメラを取り上げて、撮られた画像も確認した」、「お風呂に入っているとき、脱衣所に誰かが入ってくる」、「部屋のドアの鍵が壊された」という発言もあったようです。こうした状況を踏まえると、彼女は性的虐待を受けていたのかもしれません。

私は同様の体験をしています。主人格の真由美が乖離した状態で、病院に入院している7歳の真由美(副人格)は家に帰りたがりませんでした。また、家庭に問題がある子供はその家庭から離れようとするし、性的虐待を受けた被害者は一様に希死念慮を抱えます。さらには、性的虐待を受けていると明かせる子供はほとんどいません。

子供が自殺した場合に、学校のいじめなどを原因だと主張して提訴する親もいますが、数多くの自殺の中には性的虐待が原因の場合もあるのではないかと疑っています。社会には性的虐待が多く存在すると推計でき、心的外傷を負っている被害者は本心を明かせずに苦しんでいるのに、性的虐待を原因として自殺したという報道は皆無だからです。

 
2018-11-17 : 情緒的虐待/身体的虐待/性的虐待 : コメント : 0 :

「消えない傷/今苦しんでいるあなたへ」という特集

毎日新聞で「消えない傷/今苦しんでいるあなたへ」という特集が組まれています。その最新の記事では精神科医・臨床心理士の小西聖子(こにし・たかこ)さんが「言葉にすることが第一歩」と題して、メッセージを寄せています。

消えない傷(毎日新聞)

この記事は有料記事ですが、100円の「24時間使い放題!おためしプラン」があるので、記事に興味がある方は一読するのもいいかもしれません。自身が近親姦被害者であったり、当事者と向き合ったりしている方々からのメッセージです。

 
2018-10-12 : 情緒的虐待/身体的虐待/性的虐待 : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

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