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テレビは多重人格が大好き 「ペルソナの密告 3つの顔をもつ容疑者」

相変わらずの勝手な妄想に、観ていて不快でした。不快に感じるならば観なければいいのですが、私の立場としては検証しないわけにはいきません。テレビ東京のドラマスペシャル「ペルソナの密告 3つの顔をもつ容疑者」も面白おかしく解離性同一性障害(DID)を描くだけでした。こうした「多重人格ドラマ」が数年おきに放送されているように思いますが、風説の流布の如く間違った情報を垂れ流すのは本当にやめてほしいですね。これだから「マスゴミ」と呼ばれるのですよ。

相手を選ばずにコロコロと人格が変わったり、子供の人格がサヴァン症候群だったりと視聴者に阿った要素がてんこ盛りでした。拙著を読んで、直観像や映画「レインマン」をネタにしたのかもしれませんが、直観像=サヴァン症候群ではありません。特に問題なのは、主人公の身近に二人もDIDがいるという異常な設定と、その二人がDIDとなった原因に何一つ根拠がないという点です。

主人公の娘がDIDであるならば、主人公から数年もしくは十数年に渡る近親姦被害を受けていたことが原因でなければなりません。青年がDIDであるならば、養育者などから数年もしくは十数年に渡る近親姦被害を受けていたことが原因でなければなりません。自称専門家たちは、衝撃的な体験がDIDの原因となるかのように言いふらしていますが、殺人の目撃や身体的な暴行によってDIDになったという実例を一つも示せていません。「解離性同一性障害の原因は100%近親姦」です。

さて、こうした安っぽいドラマに対する苦言は既に提示しているので、興味のある方は以下の記事もご覧ください。

ドラマ「Dr.倫太郎」をご覧になった方へ-1
ドラマ「Dr.倫太郎」をご覧になった方へ-2
ドラマ「Dr.倫太郎」をご覧になった方へ-3
ドラマ「Dr.倫太郎」をご覧になった方へ-4
ドラマ「Dr.倫太郎」をご覧になった方へ-5

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編
ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編
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2023-04-01 : 解離性同一性障害/解離性同一症/多重人格(DID) : コメント : 0 :

少女が語る「幽体離脱」は性的虐待のSOS

5歳から実父に性的虐待…小5の女児「幽体離脱ができるんだよ」(西日本新聞)

タイトルを見た瞬間に、本当に悲しくなりました。この国には、娘を強姦する父親がどれほど多くいるのかと暗澹たる気持ちにさせられました。次から次へと表面化する、実父による性虐待、近親姦の事実。

真っ当な感覚からすれば、そんなことを父親がするはずはないし、稀に起きているだけだと思うでしょう。しかし、これほど多くの被害が報道されるということは、その陰には遥かに多くの被害が存在しているはずです。すべての犯罪行為が表面化しているわけがないのですから。母親は見て見ぬふりをしているのでしょうか、気づかないのでしょうか。周囲にいる大人が子供のサインに気づかなければなりません。

理由は不明ですが、西日本新聞のWEBページには元の記事が掲載されておらず、Yahooニュースの記事はすぐに削除されてしまうので、以下に本文を引用します。子供が出すサインについて具体的に示されています。

(引用ここから)
5歳から実父に性的虐待…小5の女児「幽体離脱ができるんだよ」
 鉛筆を握れない、椅子に長く座れない…。そんな子どもの小さな変化に、心の大きな傷が隠れている可能性があるという。性暴力を含め、児童虐待の相談に応じ、少年少女の立ち直りを支援している専門家が、暴力から子どもを守り、救うため、周りの大人に気づいてほしい「SOSサイン」について語った。
 福岡県警の出先機関「少年サポートセンター」のスタッフとして活動する県警少年課課長補佐の安永智美さん(59)は11月26日、「子どもの健やかな成長を願って~幼少期の忘れもの~」と題し飯塚市内で講演した。

「幽体離脱ができるんだよ」
 「私は幽体離脱ができるんだよ」。過去に講演した小学校で、こんな感想文を寄せた5年女児がいたという。安永さんは、ある直感が働いた。自分の精神バランスを保つため、「心と体を引き離している可能性がある」と。女児に話を聞いたところ、的中した。
 女児はこう打ち明けた。「髪の毛をなでられた瞬間、魂が体から抜け出すの。私は好きな歌を歌って(行為が)終わると、魂がまた体に戻るんだよ」。実父から性的虐待を受けていた。

被害は5歳の時にさかのぼる
 「すてきな女性になるためのレッスン。ママに言ったら悲しむからだめだよ」と父に言い聞かされていたという女児の被害は5歳の時にさかのぼる。女児は「ママを悲しませたくない」と我慢するうち、自己同一性を失う「解離性障害」とみられる症状を起こしていたようだ。
 ほかにも「パパとのお姫さまごっこをやめたい」(小学2年女児)、「まずい飲み物を飲まされる」(5歳児)などの訴えが確認された。全て性暴力からの救いを求めるSOSサインだったが、周囲が気づけず、虐待通告されなかった。

何度も細かくは聞かない
 行動に表れるサインもあるという。加害者の下半身を触らせられた児童は鉛筆を握れなくなり、性被害を受けた別の児童は下半身の痛みで椅子に座れなくなった。それなのに「学習障害(LD)」や「注意欠陥多動性障害(ADHD)」と決めつけられるケースもあった。
 「お姫さまごっこはすてきだね」などと被害に無理解な接し方をすれば、子どもは相談をやめてしまいかねない。打ち明けてもらうには、まずは子どもの言葉によく耳を傾けること。根気よく待ち、話し始めたら何度も細かくは聞かない。「今までつらかったね」とねぎらいの言葉を添える「心配りも必要」とした。

あなたを守るために私がいる
 加害者との心理的な距離によって「被害を打ち明ける割合が異なる」という調査結果も説明した。他人からの被害では9割に上ったのに対し、家族など身近な人からの被害では2割にとどまる。被害を打ち明けることで「家族がバラバラになる」「(養育を放棄され)施設に入れられる」といった理由が挙げられた。
 安永さんは、子どものサインに敏感になると同時に、体操服で隠れる体の部位は他人に触らせてはいけない「プライベートゾーン」であることや、早すぎる性行為は心身を傷つけるといった「被害者にも加害者にもならないための指導も大切」と強調。家庭では子どもに対し「大人に心配をかけていい。あなたを守るために私がいる」と小さな頃から相談できる関係を築くことが不可欠と説いた。

 (長松院ゆりか)

 虐待に関する相談は、福岡の筑豊地区ではイイヅカコミュニティセンター2階(飯塚市飯塚)の「飯塚少年サポートセンター」で受け付ける。0948(21)3751。平日(年末年始除く)の午前9時~午後5時45分。

被害言えない背景に「手なずけ支配」
 性暴力を受けた子どもが被害を打ち明けられない背景について、飯塚病院小児科の田中祥一朗医師は、加害者が巧みに被害者の心をつかんで手なずける「グルーミング」を指摘する。
 加害者は家族など身近な人が多いといい、被害を打ち明ければ、他の家族が「悲しむ」「恥ずかしがる」などと被害者に罪悪感や羞恥心を意識させるといった手口で関係をコントロールしていくという。「相談までに10年以上かかった人が1割いた」とする調査結果も紹介した。
 加害側の動機については、小さな子どもを性の対象とする「小児性愛障害」に言及。「男性の5%が該当する」というデータもあり、依存症と同様、「自身で衝動を止めることが難しい」とした。小児期に虐待やいじめを受けた経験が影響を及ぼす場合も多く、「海外では加害者の8割に上る」との報告もあるという。
 田中医師は「虐待を受けた人が親世代になると、自分の子どもにも同じように虐待をする『世代間連鎖』が指摘される。社会全体で解決が必要」と呼びかけた。

(引用ここまで)


ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編
ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編
2023-01-02 : 解離性同一性障害/解離性同一症/多重人格(DID) : コメント : 0 :

「虐待の先にある人生―わたしの40年―」というコラム

解離性同一性障害(DID)の当事者であるエッセイストの碧月はるさんが、自身の過去を語っています。実父からの性虐待、両親からの情緒的な虐待、見て見ぬふりをする母親、記憶の欠如、自傷行為、自殺未遂、外面の良い両親、摂食障害、殺意、パニック発作、オーバードーズ・・・といった状況は、私の目にはDIDの典型に映ります。

虐待の先にある人生―わたしの40年―(withnews)

いったい、どれほどの子供が実の親から性虐待を受けているのでしょうか。こうして明かされる情報なんて氷山の一角でしかなく、自死してしまった人々も大勢いるはずです。子供の頃から性被害を防ぐための教育を行い、親以外に助けを求める思考を培う必要があるのでしょう。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編
ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編
2022-06-08 : 解離性同一性障害/解離性同一症/多重人格(DID) : コメント : 0 :

長谷川博一氏による解離性同一性障害(DID)のカウンセリング

公認心理師の長谷川博一氏が、解離性同一性障害(DID)の当事者をカウンセリングした模様について語っています。長谷川氏が、拙著「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」を読まれたのかどうかは不明ですが、拙著とほぼ重なる状況で適切な対応を行なったと私には受け取れました。

「無差別に生き物の命を奪いたいと…」解離性同一性障害の診断を受けた女性(31)が苦しむ、暴力的な人格の存在(文春オンライン)

「下着がない状態で手をつないで人通りの中を…」29の人格を持つ女性が受けた、幼い頃の性的虐待(文春オンライン)

この事例からわかることは以下の点です。一般的な精神科医には、解離性同一性障害に対処する能力がない。複雑性心的外傷後ストレス障害(C-PTSD)には向精神薬の効果が得られない。そして、この事例では近親姦(近親者による強姦)がDIDの原因だと特定されていないものの、性的虐待を繰り返し受けていたことが原因である可能性が極めて高いというものです。

さて、長谷川博一氏は、カウンセリング対象者と不適切な性的関係を持ったと認めている方です。前回の記事にあるように、精神医療従事者や心理士の問題として米田倫康さんは糾弾しています。幼少期に性的虐待を受けた人の場合、後遺症として性的逸脱行為が行われる可能性は高いので、治療者は誘いに乗ってはいけないし、掌返しを食らうと肝に命じるべきでしょう。

ただし、性的虐待の影響を少なくするために、適切な関係で上書きするということもあり得ると思います。絶対に相手を見捨てないというパートナーでなければ成立しませんが。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編
ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編
2022-01-05 : 解離性同一性障害/解離性同一症/多重人格(DID) : コメント : 0 :

見捨てられ不安が作用した、母による息子の殺害

13階建てマンションの最上階から、母親が5歳の息子を投げ落として殺害した事件について記事が出ていました。ノンフィクション作家・石井光太氏の『近親殺人―そばにいたから―』(新潮社)からの抜粋ですが、「見捨てられ不安」によってこの事件が起きたと私には理解できました。

「見捨てられ不安」とは、自分は親に捨てられるのではないかという心に深く根を下ろした不安です。乳幼児期に心の底から安心できる養育環境を得られないと、無意識に不安を抱えた大人になります。情緒的な虐待によって脳を傷つけられた状態です。

この母親は3回目の結婚で歳の離れた男性を選んでいます。それは、幼少期に満たされなかった愛情を欲して、人生を生き直そうとしている証です。しかし、子供が誕生したために、夫は自分を見捨てていると感じたのでしょう。この事件の根本的な要因は彼女が受けた虐待ですが、精神病院への入院という事態によって彼女は絶望したと言っても過言ではないと思います。

万引き癖が悪化した末に……母親が5歳の息子をマンション13階から落とした理由(デイリー新潮/石井光太)

「夫の愛情を独占する息子が許せない」息子を窓から投げ落とした母親の二度の“残虐な行為”(文春オンライン/石井光太)

実母に性行為を見せつけられ、黙って喘ぎ声を聞いていた…息子を殺した母親が幼少期に受けた“性的虐待”(文春オンライン/石井光太)

そして、この母親は解離性障害でパーソナリティー障害であると診断されていますが、私は特に解離性同一性障害(多重人格)ではないかと推測しています。主人格が知らないうちに副人格(交代人格)が行動している場合、必然的に虚言癖と見られてしまいます。また、彼女が受けた性的虐待は、記憶に留めている以上の強姦被害だった可能性もあります。被害にあった子供が解離して、最悪の記憶を封印していることは少なくありません。

社会は、機能不全家族と心的外傷を理解し、不適切な養育を受けている子どもにもっと目を向けなければなりません。さもなければ、こうした不幸な事件がなくなることはないでしょう。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編
ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編
2021-06-21 : 解離性同一性障害/解離性同一症/多重人格(DID) : コメント : 0 :
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プロフィール

清水賢一

Author:清水賢一
境界性パーソナリティ障害・解離性同一性障害であるパートナーとの約7年間の生活を「ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録」として出版しました。私が彼女の心のトラブルに気付き、その原因が次第に明らかになり、 彼女が事態を受け入れていく実話です。様々な出来事がありましたが、現在では安定した状況となり、毎日問題なく過ごせています。私の経験を元に、機能不全家族の連鎖を絶って被害者が回復できるように提言します。

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 前編

ちゅーしても、いいよ 親の支配から生還した真由美の記録 後編

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